ここまで30通。
私の拙い独白にお付き合いいただき、ありがとうございました。


私たちは皆、祭りの後のような時代を生きています。


高度経済成長という花火は終わり、バブルという音楽も止まりました。 


多くの人は、「もっと花火を上げろ!」「またあの熱狂を!」と叫び、存在しない火種を探して走り回っています。


でも、あなたはもう気づいているはずです。
花火が終わった後の、静まり返った夜空。
そこにこそ、本当の美しさがあることを。
刺激がないと退屈ですか?


いいえ、静寂の中でしか聞こえない、

自分の鼓動があります。


派手な成功体験がなくても、丁寧に淹れたお茶の香りだけで、私たちは王様になれます。
私が伝えたかったのは、何かを成し遂げる方法ではありません。


何も起きない世界を、面白がる技術です。
これさえあれば、あなたは無敵です。
お金がなくなっても、病気になっても、孤独になっても、
その状況を「観察」し、味わうことができるからです。


つまらない日常へ、ようこそ。


ここには、刺激的な花火はありません。
あるのは、無限の奥行きを持つ闇と、かすかな星の光だけです。


さあ、スマホを置いて、顔を上げてください。
あなたの目の前には、誰にも邪魔されない、あなただけの静かな宇宙が広がっています。
それでは、良い旅を。