私はふだん、悩みをあまり人に話さない。


余計な心配をかけたくない、という気持ちが強くて、身近な人(パートナーや両親)はもっとも悩みや弱音を言いづらい存在だ。


そういう性格だからか、自分の力で治癒する能力が備わってしまい、プライベートでは滅多に人を頼らない。


とはいえ、悩みの内容によってはだれかに聞いてもらいたいと思うときもある。


自分の中で半年ほど温めていた人間関係の悩みがあって、つい最近、相手の発言や態度に対して気持ちが爆発しそうになることがあった。


私は、ケイさんとリンさんに「どうしたらいいかわからない...」とSOSを求めた。

彼らから、客観的な意見を聞きたかったのだ。


ケイさんとはお互いマイペースにやりとりをしているから、ふだんは返事がすぐ来ることはないのだけれど、SOSを送った1分後に「どうしたの?相談にのれるよ」と返事をくれた。


リンさんは、「もし今話せる状況なら電話で話を聞くよ」と言ってくれた。


経営者であるケイさんと経営陣の一員であるリンさんは、私よりもずっと、人間関係を構築する術や相手の心理を分析する能力に秀でている。


彼らが話を聞いてくれてアドバイスしてくれたことが、どれほど心強かったとこか。


ケイさんからは「またいつでも連絡してくれていいよ」、リンさんからは「月ちゃんが悩みを話してくれたことがうれしかった」というリップサービスももらって、うれしくないわけがない。


お礼の気持ちをこめておいしい食材をじっくりコトコト煮て、スープをごちそうしたい。


それくらい、感謝している。