141.見分けが難しい | 脂肪肉腫との戦い

脂肪肉腫との戦い

2015年8月14日に腹腔内の巨大脂肪肉腫の摘出手術を受けました。
その後、2016年9月、2017年11月、2019年9月、2020年9月、2021年6月、2021年10月、再発手術を受けました。
私にとってまさに戦いです。
これまでの経過を綴っています。

脂肪肉腫は、生検で病理診断をするまでは画像だけでは診断が難しい病気です。
CTだけでは、なんとも判定がつかない。
私の場合は、最初はGISTの疑い。経皮的針生検では一旦脂肪肉腫と診断されました。
次の病院のMRI検査では腹膜偽粘液腫の疑いとされて、最後に開腹生検により再び脂肪肉腫と診断されました。
ここまでに約2ヶ月を要しました。
また、熱海病院に入院中に主治医といろいろな話をしましたが、そのなかで「開腹して直接目で見ても、脂肪肉腫と脂肪の見分けはなかなかつきにくい」ということも聞きました。
さらに、手術中に見分けがつかないので、その場で検査に回して確認したことも過去にはあったそうです。
今後、人の経験による診断に加えて、AI(人工知能)による画像診断技術がどんどん進展して、たちどころに診断できる日が1日も早く来ることを祈るばかりです。