今日は16日。
夢で、藍那が「毎月実家に帰る日って決めたから、おばあちゃんが忘れないように、カレンダーに印をつけておいてあげて」と言った日の一つ。
うとうとしていて、また夢を見た・・・
夢そのものの内容は覚えていないけれど
とにかく、わたしは必死で藍那の名前を何度も何度も叫んだ。
絶叫といっていい・・・とくかく声をからして叫び続けていた。
すると・・・頭に何かが触れた。
それは、現実の世界の感触だった。
夢から、ゆっくりと現実に引き戻される・・・
まだ意識は半分夢の中だけれど、それがてんちゃんだと分かった。
てんちゃん・・・
わたしの意識は、ほとんど現実世界に戻ってきた。
てんちゃんが、前足で、わたしの頭を優しくポンポンしている・・・
てんちゃん・・・
わたしが、はっきりと彼に気づくと
彼は、ゆっくりと蒲団の中に入ってきた。
そして、わたしの体に寄り添うようにして眠った。
最近は、あまりなかったけれど・・・
以前、わたしが一人で泣いていたら
よく、てんちゃんが、わたしの頭をポンポンと撫でて慰めてくれたものだった・・・
そうだよね・・・
同じ気持ちだものね・・・
同じ人を愛した者同士だものね・・・・