プロローグ
竹林で居合の対決をする志穂と翔太
志穂と翔太は向かい合い、同じ動作を行う。
起
美しいドレス姿の志穂は、駆け足で喫茶店にやってくる
志穂は年の離れた成金的なおじさんを見つけて、テーブルに座る
お見合いをする志穂
見合い相手は、スポーツクラブ経営の成金親父。
見合い相手は、居合道に興味を持ち、スポーツクラブに居合道を取り入れようとしている。
志穂は道場のスポンサー兼婿になってもらうことが条件(家には借金がある)
これまで多くの見合い相手に断れ続けてきて9連敗目
志穂は柳真道流を継承するためにアルバイトをしながら修行中
かつて道場は盛隆を極めていたが、父親が倒れていたからは衰退するばかり。
道場の復興と家元の継承のために結婚を決意。
志穂は10連敗目を覚悟したが、おじさんは結婚に同意
見合い相手は、妾の子どもとして生まれる。
見合い相手は、出生のコンプレックスから、柳真道流の家紋を継ぐことに意欲を持つ。
早速、結納の日取りまで相談に。
承
お見合いから帰ってくる志穂
志穂を迎える弟子の翔太
寝込んでいる父に見合いを報告
竹崎家は代々居合の柳真道流を継承する宗家
かつては大きな道場を持ち多くの弟子を持っていた。
隆元は10年前に脳梗塞で倒れずっと寝たきり
借金がかさみ道場を手放したことで弟子はちりぢりとなる。
今では柳真道流を継承する弟子は娘の他に居候している翔太一人となってしまった。
父は道場のために結婚するな、お前の幸せが望みと伝える
志穂は道場を継承することが自分の務めであり、幸せだと言い切る
庭で居合の練習に励む志穂と翔太
翔太は竹崎家に居候を続けるダメ弟子
翔太は元来運動音痴で居合の腕はいまだ初段
志穂は翔太が上達しないのは鍛錬をサボっていると叱る。
翔太は普段はサラリーマンをして、思いをよせる志穂のために隆元を支え続けている。
翔太は掃除や洗濯を終えて、どこかへ消える。
翔太は竹やぶに到着し、鍛錬を始める。(毎日続けている)
転
志穂は父の余命があとわずかだと知る
志穂は見合い相手と、結納の日取りを決める
志穂は気が乗らない結婚だが、仕方がないとあきらめる。
翔太は志穂の落胆ぶりを心配し決意する。
翔太は志穂に結納の前に自分と対戦するよう願い出る
翔太は入門当時に師匠の隆元から、志穂と対戦し勝つことができれば娘をやると言われたことを修行の糧としてきたと伝える。
翔太は自分が勝ったら自分と結婚してくれと言う。
志穂は翔太の気持ちに驚く
志穂は父に報告する。
父は翔太と勝負してやれと言う
道場を再興するためにはお金と技能が必要だが翔太にはどちらもないと言う。
(見合い相手にはお金が、私には技術がある)
父は居合いの道で大切なことは、お金でも技能でもないと言う。
父は、翔太は未熟ではあるが、柳真道流を継承することができる唯一の弟子だと断言する。
志穂には父がなぜそこまで運動音痴の翔太を認めるのかわからない。
父は運動音痴であることが彼の強さだと言う。
志穂はすでに勝負がついているので無意味だと勝負を断る。
父は、「お前の目は曇っている。翔太をよく見ろ」と告げる。
志穂は父言われて翔太を観察する。
翔太は掃除や洗濯を終え、どこかへ消える。
志穂は翔太を見つけ、こっそり翔太をつける。
翔太は竹やぶの中で、毎日ずっと鍛錬を続けている。
志穂は翔太が毎日鍛錬を重ねていることに気づく。
志穂は翔太近寄り、「サボっていた」と叱ったことを謝る。
志穂はこれまでの翔太の支えに感謝し、翔太の気持ちの整理になるならと勝負を承諾する。
ただ、志穂は、勝負は勝負。わざと負ける気はない。負けたらあきらめてと伝える
結
竹林の中、対決する志穂と翔太。真剣勝負
志穂と翔太は向かい合い、同じ動作を行う。
翔太は志穂のスピードについていけず、敗れる。
翔太は誤って手を切る。
切った手を介抱する志穂。
翔太は自分にふがいなくて悔しくて泣く
翔太の日々の鍛錬を思い起こす志穂
エピローグ
庭で居合の練習に励む志穂
荷物をまとめて出ていこうとする翔太
志穂に別れの挨拶をする翔太
そこへ見合い相手のおじさんが怒鳴り込んでくる。
突然の破談におじさんは怒り心頭
志穂は頭を下げて謝る
翔太は見合い相手を追い返す
志穂は翔太に1年待ってあげると言う
志穂と翔太は二人で練習を続ける。
