昨夜、夕飯を食べていたら
マンションの駐車場に突然、
車のクラクションが鳴り響きました。
盗難防止機能のクラクションのようで、
短いホーンが断続的に鳴り続けます。
うちじゃないと思うけど……？
少し不安になりながら見てみると、
どこかのお宅の車でした。
側に人が居るので、
狭い通路で接触してしまったのかもしれません。
これはこれで一安心だったのですが、
この音をきっかけに、
あの地震の事を思い出してしまいました。
3月25日の能登半島地震、
午前中の本震（震度6強）の時と、
同じ日の夕方の大きな余震（震度5弱）の時に、
うちの車も同じようにクラクションが鳴りました。
あまりにもひどい揺れに、
盗難防止機能が働いたんだと思います。
その後はその話になっても、
「車、飛び跳ねたんじゃないの？」
なんて笑っていましたが、
強い揺れの中で鳴り続ける大音量のホーンは、
セットになって記憶に刻み込まれていたようです。
いざ、あの音を聞いてみると
恐怖がとてもリアルに甦ってきました。
今でも、泣き出しそうです。
家族の前で涙はこぼしませんでしたが、
後で、お風呂で一人で泣きました。
やっぱりまだ怖いです。
普段は普通にしていますが、
こうした何かのきっかけで
とてもつらくなります。
本当に忘れられる日なんて、
今は来ないような気もします。