8/7.8で高校時代からの友人と一泊の女子会に行ってきた。
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でも、前の日から体調が悪く…
まぁ、かって知ったる同士だし、行って寝てればいいかと何とか出かけ

帰ってから、公休も含め4日間、会社を休んだ。
どうやっても、起きれない。
あぁ…まただ…。
こうやって、3日は寝込む。
ここ2年ほど、ほぼの3か月サイクルでこうやって寝込む。
今回は、だるさに加え風邪の症状だ。
声が出ない。
私はもともと、ハスキーな声。
それに輪をかけて、さらにダミ声になってる。

私の仕事は、電話のオペレーター。
これじゃ、仕事にならん…
会社に「休む」と、電話したけど、
名乗っても、ダミ声が聞きとれないようで
私とわかってもらえるまで苦労して、
私とわかったら大爆笑された(笑)

その後声はでないまま、部所を変更してもらって2日ほど出勤した。

仕事終わり…
ロッカールームで同僚のYさんが「大丈夫?」と、声をかけてくれた。
職業柄、声に気をつかう人が多い職場。
Yさんが、「会社の近くのK病院に、言語聴覚士の居る耳鼻科があるよ。」
と、教えてくれた。
そうか…あそこ大きい病院だし、時間かかるよな…
と、思ったけど、せっかくだから行ってみよう…

お盆明けを待って、意を決して
8/16日 K病院の耳鼻咽喉科を受診した。
ここが、始まりだった。

~診察~
声が出ないことと、体調がすぐれないことを告げる。

耳の下から首のあたりを触診

鼻から内視鏡でのどの様子をみる。
「ポリープがありますね」
「はい…数年前にも言われています…」

医師「血液検査とエコーを撮りましょう」
私 「はい…」(さすが大病院は、大げさだな…)
医師「甲状腺の腫瘍かもしれません」
私 「えっ!!!(しばし絶句)」
  「甲状腺…?腫瘍って…癌ですか?」
医師「検査してみましょう」
私 「実母が甲状腺の病気なので私も心配で
    先日通院している産婦人科で血液検査したばかりで…
    大丈夫っていわれたのですが…」
医師「お母さんはバセドウ病ですか?」
私 「バセドウ病科、橋本病か…どっちだったか…」
医師「腫瘍の場合、血液検査ではわかりにくいので…まずは検査を…」

看護師「じゃぁ、行きましょうか」

うながされるまま、診察室を後にした。
看護師さんが「びっくりしたよね、大丈夫」と、声をかけてくれたけど
なんだか、意味不明で今の状況が理解できなかった。

「早速だけど、血液検査はあっちで、エコーはあっちです。」
看護師さんに指示をうけ、迷路のような病院を、あっちこっちと移動した。

まずは、血液検査
次に、エコー
しかし…このエコー技師さん…超~わかりやすい
左の耳の下あたりばっかり、なんども行ったり来たり
言葉には出さないけど、あきらかにそこになにかあるって感じが伝わる。
一気に不安がよぎる。
そこに…あるの…腫瘍が…あるの?????あるのねぇぇぇぇ~。

癌かもしれない…
癌かもしれない…
癌かもしれない…

。。。。(( T_T)トボトボと、耳鼻科外来に戻った。
呼ばれるまで時間がかかりそうだから、トイレに行こう。
。。。。(( T_T)トボトボと、歩いていたら
後ろから、足元めがけてなにかが激突したΣ(>д<) イテッ!!

入院患者らしきおじいさんが、押し歩いていた点滴スタンドを
私の足に激突させたらしい。
痛さのあまり、その場にうずくまる私…
なんてこった…癌かもしれないって時に…
踏んだり蹴ったりってこのことか…

通りかかった看護師さんが、あわてて消毒の処置してくれた。
右足のちょうどアキレス腱のところ。
時期的に素足にサンダルだったから、点滴スタンドが直撃したらしい。
「この後、先生に診てもらいますからね」
「大丈夫です、大丈夫ですよ、ジッとしていれば治りますから」

なんか、笑えてきた。
こんなことってあるんだ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ

そうこうしているうちに、診察室に呼ばれた。
診察台に座る。

まずは
「えーと、ぶつかったの?どこ?
  うん、場所が場所だから痛いけど大丈夫、大丈夫
  あとで処置してもらてね。でっと…」

先生は、エコーの画像をガン見してる。超~見てる。

「やっぱり…腫瘍がありますね…ほらここ、リンパにも…検査して良かったですね」
(どこ…?)「はい…癌でしょうか?」
「ほぼ間違いないでしょう、甲状腺の癌ですね」
「……」(絶句!!!)
「この後、腫瘍が良性か悪性かを調べる検査をしますね」

その後のやり取りは、あまり覚えていません。

ただ、今飲んでいる婦人科の薬
子宮内膜症の治療 ホルモン剤ピル(ルナベル)の副作用で血栓症があるとのことで
この薬を中止して、1ヶ月後でなければ手術ができないとのこと。

PETという検査をする。
手術をする。

と、いうことでした。

そのまま隣の処置室のベットに移動。
まずは先ほどの、仮処置した足の傷の処置。

続いて、良性か悪性かを調べる検査(穿刺吸引細胞診検査)
その時は、何が行われているのかわかりませんでした。
針で首を刺したのはわかります(笑)痛かったもん…

穿刺吸引細胞診検査
皮下注射に使われる細い針を腫瘍に直接刺し、甲状腺にできた腫瘍の細胞を採取します。

それが終わると、次回の検査の予約など…
看護師さんと相談して…

自分に起きてることが理解できぬまま。
お会計 10,380円 エェッ!?(* □ )~~~~~~~~ ゜ ゜
バスに乗り、家まで…どうやって帰ったか、記憶なし。

私は、声が出ないって耳鼻科に行っただけなのに
「風邪ですね」って感じで、「癌ですね」って言われた。

そういえば、ポリープの件は?
甲状腺の癌って、どんなの?手術って?
私の癌保険、使えるよね…?仕事は…?
家族になんて話す…?
一気にいろいろなことが頭を駆け巡った。

まずは、会社に電話しなきゃ…
服務担当は、普段からなかよしさん。
私がずっと体調崩してることもしってるから話は早い。
「実は…ガンらしい…」
「えっ………そっんじゃ検査結果わかるまで休んじゃえ~」
(実際もっとちゃんとしてるけど、こんなイメージ)(笑)
(そこから数カ月、休職することとなった)

その夜は、子供たちはバイトでいなかったので、夫に話すことができた。
夫は、ピーターパンなひとだから、私より現実を受け入れることができない(笑)
いつもそうだけど、おかげで、私はしっかりできる。しっかりしなきゃ。

そして、寝ても覚めても…
甲状腺癌について、インターネットで調べるのでした。

後日、知ったこと。
私の行った病院の耳鼻咽喉科は正式には
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 だった。

しかも、
がんの治療を積極的に行なうとともに、鼻のアレルギーや甲状腺疾患も積極的に扱っており
アレルギー科と甲状腺科をサブタイトルに付けています
って、ことだった。

担当の先生は、甲状腺の専門医だった。
だから、触っただけで甲状腺癌を疑ったんだ。
運が良かった(ノ◇≦。)

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この日の検査のまとめ
初診
触診
内視鏡
超音波(エコー)
穿刺吸引細胞診検査
血液検査

請求額 10,380円