明日も大丈夫であるように。 -4ページ目

もう許して。

食べて、食べて、食べて、


お仕事が終わって。


食べたい衝動のままに。


たくさんのものを胃に詰め込んで。


吐き出すこともできず。


眠ってしまった。





足りないものは


もう無いはずなのに。


どうしても満たされない。


ううん。あなたが悪いんじゃない。


だけど。


やっぱりずっと一緒には居られないかもしれない。






蘇るのは幼い頃の記憶。


耳に残る罵声。


目に焼き付く暴力。





わたしはダメな子で。


ダメだから愛してくれないのだと。


だからいい子になりたくて。


テストだって、マラソンだって

なんでも一番になったの。


一生懸命がんばったの。


頑張ったのよ。




まだ解放されない。


まだ許されない。


いつまで誰のために


いつまでなんのために


縛られてなくちゃいけない?





やっぱりずっと同じ場所には居られない。

雨と太陽。

永遠とか。


ずっととか。


絶対とか。


そんな言葉は嫌いで。


それは存在しないものだと知っているし。


だから。


あなたのそばでは。


永遠なんて望めなかった。




雨は嫌いで。


だけど。


焼け付く太陽は。


もっと憎かった。

七夕。

七夕がやってくる。




小さい頃。


幼稚園で書いた短冊に確かに書いたの。


「パパのお嫁さんになる」と。



願いは叶わず。


将来結婚するとして。


旦那さんの元へと向かうバージンロードを。


腕を組んで歩いてくれる父はいない。


あの頃から。


見えないものに強く願うことが

馬鹿馬鹿しくなった。





七夕がやってくる。


短冊に書きたい願いは多く。


だけど。


素直に願うことはまだ出来ない。




今年の七夕は晴れるのかな。