長女(三つ子)→はぁちゃん
長男(三つ子)→たぁくん
次女(三つ子)→さぁちゃん
三女→みぃみぃ
昨日仕上がってきた反物。
仕上げの工程について説明します。
私が彩色を終えた段階は⬇️この状態。
青い部分は防染糊です。
これを、友人の型絵染め作家のMちゃんに送りました。
まず、私が失敗して、染料をぽちょんと落としてしまったこちら⬇️(緑のぽちょん)
ここに、表と裏から抜染糊を置いて、
色を抜く作業をしてくれました。
色が抜けても違和感ないように、梅の模様型に抜いてくれています。
他のはみ出たり、染料飛ばしたりしてしまった箇所は許容範囲内なのでそのまま修正なしとなりました。
この状態で生地全体を蒸します。
蒸すことで染料が生地に定着します。
これは規模の大きな設備が必要なので専門工場に依頼するそうです。
それから、水元と言って、
大きな浅いプールのような場所で水の中で揺り動かして糊を落とす作業をします。
(昔は今も?川などでこの作業を行っていました。)Mちゃんが昔在籍していた京都の型絵染め工房は、川のすぐ近くに工房があり、川の水を引っ張って来て、工房の水元設備で洗い流していたのを見学させてもらった事があります。
そして、糊を洗い流したら、
湯のし(反物に蒸気を当てて繊維を柔らかくしてシワを伸ばし、反物幅を均等に揃えるための加工)をして防水加工もしてもらいました。
ちなみに防水加工は一年ほどの効果らしいです。
(短っ!ってMちゃんもびっくりしてました😅)
まあ、着物を着る時は汚さないように注意することと、汚してしまったら専門の悉皆屋さんなどに早めに依頼します。
そうして仕上がってきた反物。
あの緑ぽちょんがどうなったかと言うと、、
⬇️これくらい色が抜けました✨
私の失敗うまく誤魔化せました。ありがとう。
しかも布端に近いので仕立てると縫いしろに入って見えなくなる可能性もあります✨
色が定着して、
糊も落ちて、
湯のしで生地が整った状態が、
昨日UPした写真のこちらです。
彩色で難しかったのが赤色の染料で、
どうしてもムラができてしまい心配でした。
手早く作業してもムラができてしまう…
これも蒸す事で馴染んで、
気にならなくなりました。(じーっと見たり裏から見ると分かるけど)
アフターの写真撮れてなくてスンマセン
もし目立つ部分があれば
“補正屋さん”というのがあり、今回も大丈夫か相談もしてくれたそうですが、このままで問題ないという結論になりました✨よかったです。
型絵染め反物の仕上げ工程についてでした✨