2024年5月7日
舞台 千と千尋の神隠しが
ロンドンはウエストエンドの地で、ついに本初日の幕が開きました!
※朝のミーティング後、ダラっと客席に残っていたメンバーと、演出のジョンと御夫人のまおこさん。
『本初日』って何やねん
もうロンドンでも始まってたんと違うん?
わけわからん事言わんといて
そら大阪の人間はライスに塩かけますわ!
って思ってる方が多いと思いますので説明を。
ブロードウェイやウエストエンドでのミュージカルや舞台は
プレビュー期間というものがあります。
まぁ日本でもあるっちゃあるけど、なかなかに違いがあって
前者のプレビュー期間というものは、和訳の如し
お試し期間的な扱いになるので、演出などもコロコロ変わることがあります。
無論、今公演もセットの細かいところや演出など変化がありました。
僕の青蛙のシーンも、ちょっとしたサービス?🐸
が追加されたり。
もちろん中身はプレビュー期間であろうが本番そのものなので
お客様からは本公演同様のチケット料金を取るし(少し安くなったりする場合もあるらしい)
リハーサルではないのですね。ごりごりの本番です。
で、そのプレビュー公演が4月30日〜5月5日で
本日、満を持して本初日を迎えたわけです!
こちらの本初日は、そりゃもうお祭りです
Happy Opening!! と口々に言って
何に近いかなぁと考えたら
『あけおめー!ことよろー!』でした
そして、プレス(報道陣)もここで入ります。
批評家も、ごそっとここで来ます。
こうして初めてウエストエンドの人たちに
千と千尋の神隠しinロンドン
として認められるわけです。
ただ、僕らは毎公演 常にDo My Bestでやってるので
いい意味でそんなに気持ちの変化がありません。
こっちの人達からしたら
『おいおいこいつら全然盛り上がってねーな!』みたいに思われてるかも。笑
そんな初日、昼と夜の2公演を無事に終えました!
普段はオペラで使われているロンドンコロシアムの丸みを帯びた劇場内に歓声が『こだます』どころか
その歓声と拍手で劇場がパカっと割れるんじゃ無かろうかと思うほどのモノを客席から飛ばして頂きました。
そしてその後は【オープニングナイトパーティ】
劇場近くの超一流ホテルのパーティ会場にて
関係者やその友人や家族、プレスの方や大使館の方々など、何百人という規模でのパーティが行われ
ありがたいことに舞台を観た現地の方から
『Are you Frog!? fantastic!!!』
「お前青蛙だな!?やるじゃねぇか!!」
と褒められたり、素敵な時間を過ごせました
そしてさらに嬉しいのは、2年前に吉本を退所した僕の元マネージャーが
今たまたまロンドンに住んでいて、今日見に来てくれたこと。
しかも、千と千尋の神隠しの初演のオファーを貰った時のマネージャーなんです!
約3年前、彼が持ってきたバトンを僕が持って
そのバトンを握りロンドンで走ってるところを今日見てくれたわけ。
東京大学の相撲部出身からの吉本社員という、異色の経歴の持ち主で
今はこっちで働きながら
相撲の大会に出て
現イングランド3位らしい。
なんだよそのエピソード!芸人のこっちがかすむわ。
でも、人を大切に、縁を大切にしていると
こうして巡り巡ってくるんだなぁ実感した。
さ、そんな今はこっち時間で深夜の2:30
明日もあるのでそろそろ寝ます。
最後に、座長の環奈ちゃんが
『お兄さん、ロンドンでも飛びなよ』と言って撮ってくれた一枚でお別れ。
Photo by KANNA