上三角「こちらも井戸」

 

スターシードの写真家 小原里美です。

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2024年8月27日

 

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続き

 

神写©小原里美

御祭神 宇迦御魂之命

 

文和年間(1352〜1356)

近江国の三井寺の僧・源慶が東国遍歴の際に荒れた祠を見つけました。

弘法大師空海の創建とも伝わる古社。

改築しようとすると、地中に壺を見つけました。

その壺の中には白狐にまたがる老爺の神像が。

すると白狐が現れ、この神像の回りを三度回って消えました。

このことから三囲神社(みめぐりじんじゃ)となったそう。

 

神写©小原里美

狛狐のコンコンさん

 

三囲神社の狛狐は、たれ目でほっこり笑顔。

コンコンさんと呼ばれています。

 

大國神 恵比寿神

 

境内に隅田川七福神の大國神・恵比寿神があります。

三囲神社本殿の裏へ廻ると空気感が変わり、違う世界に入った感じがします。

 

 

三柱鳥居

 

三囲神社にある三柱鳥居(みはしらとりい)が。

案内書きには「三角石鳥居 三井邸より移す。原形は京都の太秦・木島神社にある。」とのこと。

 

三囲神社と三井家の関係は前回を見てください。

港区にあった三井八郎右衞門邸(みついはちろうえもんてい)東京都指定有形文化財が、小金井市の江戸東京たてもの園に移築され、三角石鳥居などは三囲神社に移したそうです。

 

三囲神社と成子天神社の三柱鳥居は井戸を囲むようになっています。

木島神社(木嶋坐天照御魂神社)の三柱鳥居は、現在は水が枯れてしまった元糺(もとただす)の池の中に立つそうです。

なぜか水という共通点が。

三柱鳥居は数が少なく謎が多い鳥居です。

 

地中に壺を見つけたのは近江国の三井寺の僧で、三井家の始まりは近江国からとのこと。

たまたまなのか、近江国と三井と、シンクロしていたので面白いです。

 

三囲神社3へ続く

 

成子天神社の三柱鳥居↓

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