「危篤状態」
スターシードの写真家 小原里美です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
只今、私の母が子供の頃に体験した実話を数回に分けて紹介しています。
前回はこちら↓
続きです。
私の母の父(私の祖父)は米袋の中に潜り込んだ犬神を家に持ち帰ってしまったのでした。その米を食べた家族は誰でも犬神の呪い対象だったようです。
怨霊は狡猾なので一番弱い者から狙います。
たまたま破傷風で体が弱っていた母の姉(私の叔母)から狙われました。
もし母の両親(私の祖父母)が最初から薬を諦め、姉が病死していたら、犬神の呪いも気付かず他の家族も次々と狙われていたかもしれません。
犬神に長女の命を奪われるかの瀬戸際。
父は不動明王のように怒り狂い畳針を振り下ろし続けました。
もがき苦しむ犬神はとうとう自分の家の前まで戻ってきました。
「家に着いた」ところで犬神が完全に離れたようで、もがき苦しんでいた姉は急に静かになり意識を失いました。
姉は危篤状態となり、医者の処置を受けましたが、後は本人の生命力次第となりました。
危篤と聞き駆けつけた親戚達が静かに見守る中。
突然「スーー」と音が聞こるほどの大きな呼吸をし、姉は意識を取り戻し生還したのでした。
他人を呪うと同じ呪いが自分にも返ってきます。
その後、犬神を使い我が家を呪った家主がどうなったかはわかりません。
犬神は我が家を呪うと猛攻撃をされ、犬神自身が苦しい目に遭うことを知ったので、二度と来ることはありませんでした。
多くの親戚や祈祷師に助けてもらいながら、サイキック能力者でもない畳職人の父は絶対に守るという強い意思で犬神の呪いから家族の命を守ったのでした。
犬神に憑かれ危篤状態にもなった母の姉は今も健在です。
犬神にボロボロにされた舌も元通りに治りました。
明日がこの話の最後です。
母の姉がこの時に体験した臨死体験。
呪いから家族の命を守った祖父の話7
つづく
呪いから家族の命を守った祖父の話1↓
2話は刺激が強い内容がございます。2話は飛ばして頂いても差し支えないです。
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2022年11月10日 07:00
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