ふんわりウイング「祈祷師

 

スターシードの写真家 小原里美です。

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

只今、私の母が子供の頃に体験した実話を数回に分けて紹介しています。

 

まだお読みでない方は1話からお読みください。

2話は刺激が強い内容がございます。2話は飛ばして頂いても差し支えないです。

続きです。

 

私の母が「命が危ない」という知らせで、姉(私の叔母)の病室へ駆けつけた日の朝。

母は知らなかったのですが、父(私の祖父)は村で有名な祈祷師の元へ相談に行きました。

 

私の祖父は40年以上前に他界しているので、祈祷師の元へ行った理由は今となっては聞くことができません。

ここは私の推測になります。

破傷風の薬を投与しても悪化、亡くなるかもしれない状況で神頼みしかないこと。

それと、電気ショックを受けたような異常な動きをするので、何かに憑かれているのではと考えたのだと思います。

 

神写©小原里美

 

祈祷師の方に相談すると

「確かに何かが憑いていて命が危険な状態。祈祷の効果を高めるには普段身に着けている服が必要なので持ってくること。娘の体にいる憑き物を鋭利なもので脅かし、憑き物が完全に離れるまで続けること」と言われたそうです。

 

私の母はそのことを知らず、父が怒鳴りながら畳針で姉を刺し殺そうとしていると思ったのです。

実際は、普段怒ることもない静かな父が長女の命を奪われないように憑き物と必死に戦っていた姿でした。

 

その頃、次男である兄(私の叔父)は長女の服を持ち祈祷師の元へ到着したのでした。

 

呪いから家族の命を守った祖父の話4へ

つづく

 

母の故郷と「夏目友人帳」の話↓

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