クローバー ここで繋がるの?


昨日のブログに森山大道さんのことを紹介したので、今日は恩師の森山さんとの不思議なご縁を紹介します。


森山さんの作品に「遠野物語」があります。この作品は森山さんの初の個展として1974年に銀座ニコンサロンで開催され、1976年には朝日ソノラマから出版されました。


この作品は遠野へ向かう汽車の中から始まります。

その汽車の中から撮影した写真に「やさわ」と書かれた駅のプラットフォームに立つ風呂敷包みを背負った男性の写真があります。


この「やさわ」とは花巻市にあった釜石線矢沢駅です。この矢沢駅は1985年に東北新幹線と釜石線の交差する位置に移動し、新花巻駅と名前が変わりました。


この矢沢駅ですが、偶然にも私の父の実家の最寄駅なんです。(笑)

そして風呂敷包みを背負った男性は父が知っている人でした。(笑)

知っているといっても名前までは知らないのですが、この人は魚を売る行商人だったそうです。

釜石線に乗り、釜石から花巻へ魚を売りに来て、花巻では卵や野菜を仕入れて、釜石へ売りに行く行商をしていました。よく父の実家周辺にも魚を売りに来ていたそうです。


写真を通し時間も超えて繋がりました。面白いです。

不思議な繋がりです。こういうことをシンクロニシティというのですが、ちゃんと正しい道を行ってますよという神さまの道しるべなんですって。虹