きみだけだよ~。
最近はすっかり秋らしくなってきました。
桜並木が黄色や赤などに染まり始めたなと歩いていると蝉の声。
「おいおい今頃、きみだけだよ。精一杯に鳴いていても仲間には会えないよ。」
それでも蝉は大きく鳴いています。
その声が「お~い。僕はここいるよ。誰かいないの~。」って聞こえてきます。
って、勝手に私が思っているのですが、なんだか淋しく聞こえてきます。
蝉はただ淡々と生きて本能のままに鳴いているだけでしょうが、この蝉は一匹のままで短い地上の生命を終えるのだなと思ったらなんだか侘しくて愛おしく思えます。
「命の限り精一杯に魂の叫びを響かせてくれ。きみの生き様はちゃんと心に刻み込んだぞ~。」