はい、今回の宿泊はこちら。
THE TOWER HOTEL NAGOYA / ザ タワーホテル 名古屋
開業した時からいつか泊まってみたいなぁと思っておりました。
こちらのホテル、現在どのくらいの知名度でしょうか?
昭和生まれの人間にしてみれば「テレビ塔がホテルに変身する時代が来るなんて誰も予想しておらんかったわ」です。
ゆえに、これまで通り展望台として楽しむこともできますが、中にホテルがあって泊まれると知っている人はどれくらいいらっしゃるでしょう?
ちなみに、全国のタワー(タワー博士内藤氏設計)を年代別に並べますと。
1954年 名古屋テレビ塔
1956年 大阪通天閣(二代目)
1957年 別府タワー
さっぽろテレビ塔
1958年 東京タワー
1964年 福岡ポートタワー
名古屋テレビ塔(中部電力MIRAI TOWER)は一番古く、2022年12月12日に国の重要文化財に指定されております。
昭和時代から活躍してきたテレビ放送用電波発信タワー、建設当時は人海戦術でこれを作ったというのだから、重要文化財指定納得。
しかも、今のところその貴重なタワーをホテルに改造しちゃったのは名古屋だけ!でございますから。
泊まってみる、みないはさておき。
中はどうなっているんだろう?と気になりませんか?
では、宿泊記行ってみよう!
まずは泊まってみた正直な感想でございますが。
素晴らしい!!!
名古屋ってこんなセンスあったっけ?
*栄の近未来的フォトジェニックな街の風景
*昭和の偉大な遺物テレビ塔
この2点を活かしつつ、アートホテルを作っちゃうなんて本当に名古屋か?!
とにもかくにも。
写真で振り返りながらアートを楽しみつつ、ご紹介してまいりたいと思います。
エントランスから素敵でございましょう?
手がけたアーティストは
鷲尾友公(わしお・ともゆき)氏
愛知県出身・在住
エレベーターを4階でおりますとね。
この風景がどーん!でございます。
上に見えますのは展望室。
ホテルは4階。
宿泊者は22時〜24時(←すみませんここ曖昧)、5時30分〜7時30分だったかな。
専用で楽しむことができるのでそのお話はまた後で。
気候が良ければ1Fのカフェ「Farm & 」のテラスでお茶もいいね〜。
レセプションも渋いのよ。
タイルの壁画デザインは、
杉戸 洋(すぎと・ひろし)氏
テレビ塔建設当時のビンテージタイルも使われているんですって。
猫いた🐈
帰りに気づいたレセプションの下の部分。
廃材もアートになるんだなぁって。
シグネイチャールームのオブジェは、
森北 伸(もりきた・しん)氏
愛知県出身・多治見市在住
河村 尚江(NAOE KAWAMURA)氏
美濃友禅
シルクオーガンジーのテキスタイル
本はお部屋に持ち込んで読んでもよいのですって。
obakanekoも三冊ほどお借りしました。
チェックイン15時、チェックアウト12時なので十分楽しむことができまする。
廊下も美しい。
ドライフラワーはグラフィックデザイナー兼ドライフラワー専門店「ある日」のオーナー大澤富保さん。
ギャラリー
美濃友禅 河村尚江氏と水琴のコラボレーションが開催されておりました。
水琴は青く光っているボックス。
対角線上にもう1台あって、音響技術で森の中の超高周波(自然周波)を再現しているそうです。
制作しているのは京都市下京区橘町にある有限会社ティーズ・コーポレーションという会社。
水琴窟って京都だったかどこだったか?
日本庭園で聴いたことがある。
ああ、思い出せない。
技術で再現できるんですねぇ。
そんでもって、心身に不調を感じている人が聞くと改善されるらしく。
科学的にもデータで効果は証明されているらしいです。
お高いので(15万とか23万とか)レンタルもできるそう。
買うとすればお庭に設置するタイプと室内に置く家具タイプがあって「夢のサウンドインテリア」って説明が書いてありました。
ちょうど会社代表の方がいらしゃって。
しばらく椅子に座って体験させて頂きましたが、超リラックスできました。
個人で買うのは無理だけど、ヨガ教室とか温泉とか病院の一角にあったら嬉しいなぁと思いましたです。
どこかで目にしたら「音」の体験をしてみてくださいまし。
こちらは喫煙ルーム。
obakaneko、タバコは吸いませんけども。
アートが楽しいと教えてもらったので、覗きに行ってまいりました。
ぬぬぬ?
これは有名なアーティストさんではないか?
奈良美智さん!
ま〜じ〜か〜〜〜。
よく見ると、壁に直接書いてもらって後からガラスを嵌め込んだのね!
お部屋のデザインは無理だったけど、宿泊された際、喫煙ルームの壁面に描いてくださったんですって。
トイレのドアもデザインが可愛い。
どこまでもシャチホコ推し!なのもいい(笑)
夜も素敵な感じ〜。
ジムは覗いてないけど楽しそう。
いやはや。
パブリックスペースだけで十分満足ではございましたが。
客室も展望室も楽しいのでまだまだ紹介致しまする。