王ヶ頭ホテルの面白いところは、お部屋にいると「ピポパポン ♫」と「夕食の準備ができました〜」とか「本日開催予定のツアーは・・・」とか館内放送が入るところ(笑)。
合宿してるみたい。
スタッフさんも色々な国の人がいて、そして若い!!!
「王ヶ頭ホテルの愉快な仲間たち」みたいな感じで働いていて楽しそうですごく羨ましい。
こういう雰囲気が質の高さを生んでいるのだなと思うのと同時に、料理長の腕がすごかった!
食事を担当してくれたのはベトナム人のハーさん。
可愛らしい女の子で、この子のファンになるお客さん、絶対いると思う!
お隣の席のお父さんが特に楽しそうだった(笑)。
料理の説明もホテルの説明も熟知していてパーフェクト。
どんだけ勉強してるの?!と感動する。
近くにはインドネシアから来たイケメンくんもいた
では料理のご紹介。
標高2034mで出てくるものとは思えん!!!
食前酒は葡萄酒。当たり前だがめっちゃ美味しい。
サーモンロール
鋳込み鮎と蚕豆
ポテトと金糸瓜のカナッペ風
冬瓜利久寄せ
松本郷土料理 塩丸いか
パプリカムース
信州吟醸豚の麦酒煮込み
チーズ茶碗蒸し〜信州プルロット〜
どれも果てしなく飲みたくなる美味な前菜だけれど。
お酒の写真が1枚もない。
obakanekoなのに。
そう、ここは標高2034m
地上にいるよりも酔いが回る。
トレッキングを散々やって、お風呂も入ってのぼせている上、この後夕焼け見て星空まで行き着かねばならぬ。
飲めん。
1杯だけワインと日本酒を頂き、大変美味しかったのですが、なんと写真を残しておりませんでした。疲れって怖いわ〜〜〜(笑)。
お箸が可愛い。
最初だけ写真を撮る余裕があった(笑)
鱧真丈
何度も言いますが、標高2034mで鱧!!!
お出汁が上品ですごく美味しい!
これ!これが一番感動したお料理。
信州サーモンと旬菜サラダ
こんなに美味しいサーモンサラダ、食べたことない!
周囲の紅ぶつぶつはザクロ、テンテンの粒はパッションフルーツ。
イギリスのシーソルトって聞いたから「マルドンの塩」だっけか?
塩が抜群に美味しい。
これを分厚い身の信州サーモンと新鮮なシャッキシャキのお野菜と一緒に頂くの。
フルーツのアクセント付きで。
最高っしょ!
ハニーマスタードも美味しかったけど、これは塩の勝利!
岩魚の塩焼きはワゴンサービスで出てくる。
たくさん焼いて時間が経つと固くなっちゃうということで、テーブルごとに時間を空けて回ってきてくれます。
串から外すと美味しくないので、そのまま背中からガブリ!といけと。
身が厚くてホックほく!
志賀トラウトと地野菜のしゃぶしゃぶ〜ウニ風味仕立て〜
ハーさんイチオシメニュー。
野菜やキノコの新鮮さが写真で伝わるかなぁ。
ウニ風味のお出汁がやっぱやば!
ここで、ですよ。
最初にスタッフさんから「夕日が見えるお席をご用意しました」とは聞いていたんですが。
あまりの眩しさにブラインドは締められていて。
沈むタイミングをずっとチェックしていて「まだだよ」「まだまだ」「今日は最高の夕日です」とスタッフさんが声をかけてくれるんです。
「いよいよです!」
と、ブラインドオープン。
左の方にちょんと小さくとんがっているのが槍です。
ここで「大したことない」と思っちゃダメですよ。
食事の途中ですが、屋上に行くんです。
ここは2階、4階まで上がって外に出ます!
こちらが外。
なんだけど、屋上テラスは他のお客さんでもういっぱいで。
obakanekoはスタッフさんから「夕日に照らされた雷雲が最高に美しいから東側を見て!」と聞いていたので、反対側へ。
なんなの、この美しさ!!!
長く生きててさ〜。
言葉を失うほど感動するってそうはないと思うんだけど、その一瞬がこれだと思うのよ〜。
ちなみに、こんな感じで鑑賞してます。
夕日が沈んだら、お客さんたちから自然と拍手が起きた。
テラス席の雰囲気も最高よ。
食事に席に戻ったらブラインドが開けられていて、こんな景色が広がっていた。
あと少しで槍さんとさようなら。
席に戻ったらお口直しのシャーベットが出てきました。
果実のソルベ。
器はなんと岐阜県土岐市のもの。
売店でも売ってたような。
牛フィレ肉のステーキ。
信州のお味噌で頂くのと、お豆を包んでいる丸いものがじゃがいもというのに驚いた!
食べるまでじゃがいもとわからん!
生姜ご飯と味噌汁、漬物。
お腹がはち切れそうで、ここから先は半分夫に食べてもらいました。
夏のデザートはパンナコッタ〜。
いやはや。
すごいわ。
感動した!
この後20時からスライド上映会があったのですが、obkanekoは疲れ果てて寝てしまい参加できませんでした。
で、寝ちゃったのでわからなかったんですが、この時点では完璧に星空も見える!と思っていたのに20時30分に館内放送があり「雲が多いため本日の星空の観察会の開催は中止いたします」と告げられたのであります。
お部屋の窓から外を見ると雷が。
しかし、八ヶ岳方面は雷なのに、雲が途切れている松本市内の方は星が見えるんですよ。
テラスに出てみたら綺麗に北斗七星が見えて。
標高が高いだけに、星がものすごく大きく見える!
ホテルの真上に北斗七星、振り返れば稲光。
雷が光るごとに「た〜まや〜」の叫び声がテラスのついているお部屋から聞こえる(笑)。
星空の観察会はなかったけれど、これはこれで楽しかった。
と、ここでは終わらない。
話には続きがあるんです!