個室もあるのですが、是非に!とオススメされるのがカウンター席。
お食事をライブとして楽しむんでございますよ。
楽しみでしょう!!!
レストランの名前は1/365
お食事のコンセプト
「山形座瀧波」のある南陽市は、県の南部置賜盆地に位置しています。現在の正しい読み方は「おきたま」ですが、昔は「おいたま」と呼ばれていました。ダイニング「1/ 365」は、そんな‘おいたま’の豊かな自然と食文化を楽しむためのレストランです。主役は県内産の野菜。なかでも‘おいたま’は、無農薬有機栽培に取り組む農家が多く、新鮮なオーガニック野菜を召し上がって頂けるのが強み。安定した仕入れのために、独自のネットワークも作り上げました。1年中とは行きませんが、おかひじきやうこぎ、雪菜、など伝統野菜が登場することも。ぜひ、その深い味わいを感じて下さい。また魚介は庄内から、メインディッシュの肉は健康的に育てられた赤身の牛肉、豚肉、平飼いの鶏肉などを、ヘルシーな調理法でお召し上がり頂きます。使用している調味料は全て天然醸造です。ご飯は、米・食味分析鑑定コンクールで金賞を連続受賞している農家の無農薬有機栽培のコシヒカリや、山形の新品種つや姫などを厳選しました。
実は置賜盆地は日本有数の米どころ。〆のご飯はもう一つのメインディッシュです。ジャンルにとらわれない「山形座瀧波」の料理をオープンキッチンで、ライブ感とともにお楽しみください。
そう、ライブって音楽だけじゃないのね!!!ってこと。
それからダイニングの1/365の意味は、毎日刻々と変わる日々の香り、旬の食材が主役となり、一期一会を楽しむレストランて意味。
コンセプトから素敵だし、特別高級な食材を利用しているわけじゃなく、その時しか食べられないものを頂くという、究極の贅沢をライブで味わうんです。
美味しいの概念が変わるレストラン!
もひとつライブキッチンのメリット。
同席するお客さんと一緒に食事がスタートするので妙な一体感が生まれる。
音楽ライブと同じで楽しいーーーーー!!!
ではスタート。
なんですが、obakanekoうっかり酔っ払って献立表置いてきてしまいました。
写真で紹介します(笑)
お酒はもちろん地酒を頂くつもりだったんですが、瀧波さんのオススメは日本酒マリアージュというもので、8種類だったかな?お料理に合わせてセレクトしたお酒を出してくださって4000円。
でもね〜。どうしても十四代のみたいじゃないですか。
なので、単品で行くことに。
箸置きになっている菊は「もってのほか」というもの。
名前の由来は、天皇の御紋でもある菊を食べちゃうなんて「もってのほか」説が好きだな〜笑。
用意して下さったお水は、飯豊山の湧き水ですって。
ほんっとに美味しいお水でした。
地元産のお豆と里芋。
食通を唸らせる料理というより、田舎育ちなら絶対わかる食材を、洗練された技術で美しく出して頂いた、みたいな感じ。
私の一杯目は、
楯の川酒造 Nature-H 〜Sparkling〜
日本酒スパークリングです。
「酵母が作り出す炭酸ガスと麹と米が作る柔らかな甘みの調和」純米大吟醸スパークリング。
食前酒として最適!
夫の一杯目は
磐城壽 山廃純米 あかがね
dancyuの日本酒特集で、全国の酒124本の中からベスト・オブ・魚酒(魚に合う日本酒)に選ばれた一本なんですが。
このお酒のルーツがとってもいいんです。
磐城壽を作っていらっしゃる鈴木さんという方は、もともと福島県浪江町出身。
奈良県の酒蔵で経験を積み、福島に戻られお酒造りをされておりました。
岡山県産雄町と灘剣菱の種麹を使って「熟成」をテーマにしたお酒を造ろうとしていたちょうど仕込み作業の日、3.11の地震が起きました。建物は津波に流され、蔵は現在も警戒区域で戻ることができません。
こんな状況の中、奇跡が起きるんですね。
仕込み前の1月、分析用に内陸部の試験場に預けていた「蔵付き酵母」が生き残っていた!
鈴木さんは色々な方の協力で山形県長井市で酒造りを再開。
できたお酒がこれなんです。
まさに奇跡のお酒です。
山形県は食用菊の生産が盛んなんですって。
「もってのほか」って面白いネーミングつけますよねぇ。
そして綺麗〜〜〜!!!
器とのコラボレーションも素敵!
のどぐろのお刺身がめっちゃくちゃ美味しかった。
鮎の煮込んであるのも美味しかった!
これに、あかがねを合わせて飲むと最高なんですって!
お刺身醤油でいただく食用菊がこれまた美味しくて。
こんなに美味しい菊は初めて食べた!って感じです。
お次はオプションの松茸。
一人前4000円。
焼き松茸で出して下さいました〜。
と、ここでお隣の方が焼酎を注文されると、出されたのがこれ。
そこで社長がとんでもない発言をされたんです。
「実はこの焼酎造りに関わっておりまして。CMまで作っちゃいました!見てください!」
長崎県の西海市にある大島酒造で造られている紅芋を使った珍しい焼酎。
ん?まてよ???
前社長の弟で現社長の南様は、以前造船会社にいらして社長経験があるのではなかったか???
なんとー!自分の関連会社で作った焼酎であった(笑)。
造船所が焼酎つくっったり、トマト造ったりしてるのも面白いけれど。
お話があんまり楽しかったんで我が家は同じく造っている麦焼酎の方を頂くことに。
止まりませんわ。ほんとに(笑)
夫はさらにここで山形政宗を飲んでいらっしゃいました。
と、ここで料理長からクイズ!
手前の食材はなんでしょうか?
当たったら好きな「ドリンクサービス!!!」と叫ぶもんだから、社長が慌てて「高い酒はやめてーーーーー!」って(笑)
反対側のお隣で食べていらっしゃったご婦人が当てられました。
アケビです。
日陰だとこんな綺麗な紫になるんですって。
少しずつ生も食べさせてもらいました。
都会の人はアケビなんて食べたことないんじゃないかな?
豚肉は米澤豚一番育ちですが、注目すべきはその下の玉ねぎ!
めちゃくちゃ美味しかったんですが、まだ市場に出回ってない品種ですって。
赤いのはビーツです。
お酒は十四代へ。
これすごいですよ。
社長に「何に合わせたら良いでしょう?秘伝玉返しなんて飲んだことない」と伝えると、「十四代は女王様です。合わせる料理はありません。できるだけ早めに飲むことをお勧めします」って。
飲んでみて納得。
女王様です。
極上の(←重要)白ワインと同じです。
なんだろう?高〜〜〜い貴腐ワインみたいな?
瀧波さんといえど、やっぱり十四代は入手ルートが難しいらしく。
これしかないんですって。
で、「これしか」の「これ」が「これ」ってすごくないですか?
意味わからん?笑
秘伝玉返し、二度と飲めないかも。
一杯1800円でした。
ここで白米スタンバイ!
蒸気が吹いてきたら箸を穴にさして!と言われます。
スタッフの方のサポートがありますが、すごく楽しかったです!笑
走り回るスタッフ。
フライイングする客。
笑えます。
お肉は米澤牛。
お肉も美味しいですが、味噌が美味しい!
芋煮瀧波風。
東北では芋煮味付け&具材問題があるんですって?
熱い戦いがあるとか???
料理長の説明では、どっかでは豆腐が入ってないと絶対芋煮って言わないとか?
ご飯炊けましたー!
涙が出るほど美味しい白米・・・・・・。
と、お漬物。
もうお腹いっぱいで食べれないよ〜!!!
でも食べたかったよ〜〜〜!!!
手打十割蕎麦。
いつもは社長が打つけど、この日は料理長だったんですって。
ほんっとに美味しかったのに、一口食べてあとは夫の胃に収まった。
無念!!!
デザートでした〜。
さてこのあと。
社長から館内ツアーに参加しませんか?とお誘い頂きまして。
10分間の休憩ののち、スタートとなりました。
10分の間に、お夜食にと握ってもらった塩むすびを部屋においてきます。
そのお話は次として。
私たちが座っていた席。
dancyuの一食入魂のコラムを書かれた小山薫堂さんが座られた席なんですって。
dancyuです、って社長が持ってきて下さったんですが。
持ってまーす、と笑顔で返しました。
だって、dancyu丸山のトンカツ回と同じだったもん(笑)