「排泄研修」に参加した。
なかなか興味深かった3つの内容を紹介する。
膀胱も鍛えられるって知ってた? 名づけて「プロフェッショナル膀胱」!
まず一つ目。世の中には「膀胱容量が大きい職業がある」という話だった。
通常、一回の排尿量は200~400mlくらい。
ところが、看護師やタクシーの運転手のように、自分の好きな時にトイレに行けない職業の人は、500mlや600mlも溜められる膀胱に発達するらしい!
これにはたまげた。
私も似たような仕事をしているため、比較的尿量が多いなとは感じていたが、研修前に一日の排尿量を記録する「排尿日誌」をつけてみたら、朝イチの排尿がなんと760ml!
尿を我慢しすぎるのは、膀胱の壁が伸びて血行が悪くなるから、あまり好ましくないらしいが、人間というものはすごい適応力だ。
膀胱がその人の生活スタイルに合わせて、尿を溜められるように変化するのだから。
自身のタイミングでトイレに行くことが難しい職業に就く方々の、身体的な適応とプロとしての職務を全うする姿に敬意を表して、
「プロフェッショナル膀胱」
と名づけよう。
これは、スポーツ心臓と似たようなものだ。
アスリートの心臓は、全身に効率よく血液を送るために大きくなり、一回に送り出す血液の量も増える。
スポーツをやめると10年くらいで元に戻るらしいから、膀胱も同じで、溜める必要がなくなれば通常の大きさに戻るのだろう。
今の私は「プロフェッショナル膀胱」だと思われる。
このまま畜尿量が多いままで過ごせば、年をとっても頻尿にはなりにくいということか?
これは朗報かもしれない。
男性は加齢で包茎になることも
二つ目は、「男性は加齢により包茎になることがある」。
年を取ると、皮膚のコラーゲンが萎縮して薄くなり、弾力がなくなるのは皆知っている。
それは、陰茎の皮膚でも同じらしい。
皮が薄くなり、萎縮して包茎になったり、ひどい場合は尿の出口が閉ざされたり狭くなったりして、尿が出にくくなることもあるらしい。
そうなると、尿閉になったり、残尿が増えたりして、最悪は腎不全につながり、命に関わることもあるという話だった。
これは夫にも教えてやらねばならない。
ちなみに、あのミケランジェロのダビデ像、実は包茎らしい。
夜間の尿量にご用心!浮腫が原因の可能性も
そして三つ目。これが私にとって一番の衝撃だったかもしれない。
自分のことで恐縮ですが、夜につくられる尿量が多かった。
研修前の2日間、排尿日誌をつけた。
すると、1日目の朝イチの尿量は600ml、2日目は760mlだった。
この朝イチの尿は夜中に作られた尿だが、これが一日の尿量の33%以上だと、受診が必要らしい。
私は、1日目はギリギリ33%、2日目に至ってはなんと43%だった。
げげげ。
医師の説明によると、原因は主に三つあるらしい。
- 寝る前の水分の摂りすぎ
- 足の浮腫
- 睡眠の質の低下
実は、私は足の浮腫がひどい。
むこうずねを指で押すと1.5cmくらい凹む。
日中は足に溜まっている水分が、寝ている間に重力から解放されて全身に分散されるのだが、水分量が多いと肺や心臓に負担がかかる。
その負担を減らすために、腎臓が尿をたくさん作って、体を巡る水分を減らすというわけ。
以前は時々浮腫むくらいだったのに、今はもう浮腫がデフォルトになっている。
皮膚も血管も浮腫んでいるのが当たり前になっている。
これは良くない。
夜間の尿量が多いだけでなく、将来は下肢静脈瘤などにもつながるから。
今から対策しておかないと、将来は足が重くて外出が億劫になったり、足が痛くなったりするかも。
今からきちんとメンテナンスすることが大事
そもそも、老化はじわじわ進むものだが、きちんと予防すれば回避できることもある。
膝に変形があるならば、軽いうちから体重を適正にしたり、筋肉をつけたりして膝に負担がかからないようにする。
扁平足は将来外反母趾や内反小趾になりやすいから、若いうちにインソールをオーダーしたり、足の筋トレやストレッチをしたり。
このようなこまめなメンテナンスの習慣が、快適な老後を作る。
というわけで、私がまずやらなければならないのは、この浮腫の原因を追求し、きちんとメンテナンスすることだ。寝る前の水分摂りすぎに気をつけたり、弾性ストッキングを履いたり、マッサージをしたり、温冷交代浴をしたり…やることがたくさんある。
皆さんも自分の体、こまめにチェックしていますか?
歳をとっても元気に過ごすために、今のうちからできること、しておきましょ!