今日は春分の日…祝日なんですね。
毎日が日曜日状態だと今日が何の日なんだかわかりにくい。
スマホを触って、
あぁ祝日か…と気付く。
神戸ハリストス正教会に潜り込ませているスパイから届いたメールにある話によると、
今の正教会内部はドロドロズタズタでスカスカな状態らしい。
その正教会は復活祭に向け大斎(おおものいみ)の真っ只中のようだ。
大斎とはキリストの苦難を信者も体感しようってなイベントで、
正教会職員や真面目な信者は食べられるものがかなり制限される。
真面目な信者なんて、
大斎中は夫婦やカップルのセックスは禁止だし、
外で食べてはいけないもの(例として肉や乳製品)が弁当などで出されたら、
捨てるほど厳しいイベントである。
2ヶ月近く続く苦行ともいえるイベントは今年は四月四日まで続く。
気を紛らわせる為か、
普段の平日にはやらない大斎祈祷を教会では行うが、
年金生活の老人ならともかく、
平日に働く人は行けるわけがない。
ここで言う正教会とはロシア正教会の弟分である日本ハリストス正教会のことで、
独自路線を行くキリスト教みたいな宗教の一派なのだが、
教会専属で働いている人は多かれ少なかれ報酬を得ていて、
立場は企業の正社員やパートやアルバイトみたいなものだ。
神父という正社員になる人は結婚してからなるので、
大抵は神父手前の輔祭の間に結婚相手を探す。
既に特定の相手がいれば、
その相手と結婚するのだが、
特定の相手がいない輔祭は信者の中から探すか、
信者の紹介に頼る。
あまりにも日本女性からウケの悪い…いわゆるモテない人は、
あらゆるルートを使い、
親玉であるロシアから女信者を呼び寄せ結婚する人もいるらしい。
一昔前によく聞いたジャパゆきさんと結婚する嫁不足な地域じゃあるまいし、
普通なら結婚する為だけに海外から女性を呼び寄せるなんて驚きタヌキに洗濯機だ。
それだけ日本には若い女性信者が少ないってことの表れだ。
神父と結婚した女性は男尊女卑な正教会では、
信者の世話に追われたり、
飯炊きおばさんみたいな扱いを受けるようだし、
ストレスで身体を壊す人もいた。
だから
結婚しても全ての夫婦が上手くやっていけるとは限らず、
離婚をしたら神父をクビになり立場は正社員からパートに格下げ…
そして辞めるように仕向けられる…というより、
屈辱的で居辛いだろう。
だから神父は奥さんを大切にしなきゃいけない。
宗教だから独自の社則を設けても仕方がないのかもしれないが、
全く時代に合っていない。
時代に合っていないから神父の成り手がいない。
成り手がいなくて職員が高齢化。
伝統を守るのも結構だが、
伝統に縛られ自らの首を締めているように見える。
僕を追放した神父が
「今は正教会の危機です」と言っていたが、
それは自らが招いたことに気付かない辺りに、
日本の正教会が衰退していく理由がわかるってもんだ。
普通組織を盛り上げ地域の人に知ってもらいたいなら、
いろいろと活動するはずだが、
デンと構えていれば観光客などで人が集まると勘違いしている。
神戸にある暴力団ですら、
目的は知らないが、
地元の子供に菓子を配ったりしているのに…
神父の成り手不足に悩んでいるのか、
最近は他の仕事をしている人を神父に仕立て上げることで、
神父の数を増やし、
また人件費を抑えているようだ。
あ…正教会にはそんな金ないか。
正教会専属ではなく、
平日は企業で働きながら土日は安い謝礼金かボランティアで、
神父をする自給神父や自給輔祭もいる。
いつ休むの?と疑問だ。
大斎中は正教会の教会内部は黒に覆われる。
これは神戸ハリストス正教会の例だが、