最初の一歩:コレクションの原点/杉本博司 瑠璃の浄土 | 喜六清八徒然日記

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うだうだ鑑賞三昧

京都市京セラ美術館です。

 

3月開館予定が、コロナのせいで…

6月から、京都府民対象だったのが、他県の人も予約できるようになったので、予約して行ってきました。

 

予約制、イイですね。

館内が混んで無くてゆっくり見られる。

海外の美術館で常設展を見てるぐらいな感じです。

建物も古い美術館を有効利用して、タップリ空間を取ってて素敵ですね。

 

「最初の一歩:コレクションの原点」は、開館記念展「京都の美術 250年の夢」と言う副題がついてます。

京都市美術館の初期のコレクションだそうです。

日本画をみると、京都画壇らしい美人画かとても素敵です。

特に気に入ったのは、種痘。

種痘を受ける女性の太からず、細すぎず…乳白色の美しい腕に見とれてしまいました。

 

二つ目の展示室は新館東山キューブ。

杉本博司さんの瑠璃の浄土です。

カメラマンだけあって光を上手に使ってはります。

 

直島のベネッセハウスで、水平線の写真を初めて見たとき、とっても気になったことを憶えています。

今回も、小さなガラスの塔の中にあちこちの海の水平線がはいっていました。

そして、暗闇に浮かぶ三十三間堂の写真…

そして、なつかしい直島の護王神社のモデル。

なかなか見応えのある展示でした。

 

最後に庭に展示しているガラスの茶室も拝見して、食事に向かいました。

でも、茶室も「瑠璃の浄土」の展示って判ってない人多かったんちゃうかなぁ…あんまり見に来てなかったし。

 

コロナが終息しても予約制は続けてほしいものですね。

前の市立美術館って混んでるイメージしかないからなぁ…