続くかどうかわからんけど、とりあえず自分が今まで体験したアーケードゲームの事情を書こうと思う。
この物語に登場するプレイヤーたちはすべて仮名であり、フィクションかノーフィクションかは読者の判断に委ねる。
第一話 二十年後のゴミグズへ
俺がアーケードゲームというのを触ったのは、10歳か11歳ぐらいの頃。
今は潰れて駐車場になってしまった近くのビデオ屋にあったゲームコーナーに筐体が4台ほどあった。
俺の記憶では当時あったのは、SNKの「サムライスピリッツ」と初代「メタルスラッグ」あとは忘れた。
当時の俺は格ゲーより普通の横スクロールアクションが好きだったので、200円ぐらい握りしめてはよくプレイしてた。あのコミカルかつ少々グロい演出。そしてあの凄まじいドット絵の衝撃は今でも忘れられない。ワンコインクリアーは出来なかったけど。
他にもシューティングでは、ビデオシステム(後に一部のスタッフが彩京を立ち上げた)の「ソニックウイングス」を特に好んでプレイしてた記憶がある。
そして12歳の頃、当時仲が良かった「なかぺ」(後のなかPゆーすけ)がSNKの有名格ゲー「ザ キングオブファイターズ」(以下KOF)にハマり誘われる形でアーケードの格ゲーをプレイし初めていた。当時近所のスーパーの外でMVS筐体が置かれてありなんと1クレ20円でプレイ出来た。ラインナップも凄まじく「ソニックウイングス」や「サムライスピリッツ」「月華の剣士」「ミラクルアドベンチャー」KOFでは96から98まで揃っていて当時の男女問わず皆で集まっては対戦していた。
この技はどう出すのか、この技振ってりゃ強い、2P側技でねぇよ!などいい意味でのチンパンプレイで盛り上がっていたのはいい思い出。
一応駅前の通りあたりに当時あった「ジオ」や商店街に当時あった「ゲームストリート」があったがレベルが違いすぎるうえに1クレ100円だったので当時小学生の俺には自殺行為に等しかった。一瞬で殺されて100円失うのはさすがに悲しすぎるだろ。
そんなこんなで小学校を卒業。中学になると部活(時々サボってはいた)など忙しいせいかゲーセンには行かなかった。友達の家でPS2をよくやっていたからだ。(家庭用だがDC版のストⅢ3rdを触ったのもこの頃だと思う。)それくらい家庭用のゲームは面白かった。無双とか無双とか無双とか......
中3頃体育祭の練習サボッて、トシロー なかぺ ピッツァで「真三國無双2猛将伝」ばかりしていてクラスのほとんどを敵に回したことがある。今でも言い続けてやるよ。
当時の俺達のほうが正しい。
中学卒業を控えたときに俺のゲーム人生を狂わせたあるアーケードゲームに出会ってしまった。
その名は「頭文字DアーケードステージVer2」
あの頃は良い意味で酷かったし楽しすぎた。
第二話に続く。
本当に俺はゴミグズだな(笑)