京都より帰宅!と、雑感。
数日前、蒸せかえるような暑さの京都より帰宅!
京都では鈴虫、風鈴、蚊取り線香、朝顔、うちわ、浴衣、アイスクリーム・・・と、
ありとあらゆるクールグッズを集めてみたが、大いに活躍したアイスクリームと浴衣以外はエアコンに頼りまくっていた。
今年は相方の弟とその息子2人が京都に立ち寄るって事で、
祇園祭に合わせて帰国したのである。
祇園祭の宵山では、各家庭が屏風や壺などを飾る習わしがあるそうで、
何もない私達は最近クリスティーで落札した月の隕石を展示した。
どうみてもチビった包丁の研ぎ石のようであるが、
数千億年前に月で生まれ、何かのショックで宇宙に放り出されそのまま数百万年浮遊し、
隕石となって地球に落下してきた。
なんとロマンチックな石♡であろうか…、本物だったら・・・↓
そんなこんなで、3週間であったが相方と30年ぶりの祇園祭にも浴衣で参加、
京都人にますます近づけた気がする。
帰りの機内では、隣の赤ちゃんがギャンギャン泣き叫び、
挙句の果てには食事中に”ドタン”と通路に転倒し、これまた火のついたように泣き叫ぶ有様。
外人夫&日本人妻に多い(?)図太いタイプの母親、
私が言うのもナンであるが、もう少し躾をして頂きたい・・・。
トランジットではエンジンの故障で機体交換の数時間ディレー、
到着したヒスロー空港では荷物が見つからず1時間立ち往生での帰宅。
翌日になって、1個1個・・・と3時間おきに配達されて来た?!
さすが生まれつき ”ダンドリ機能”のDNAがないイギリス人である。
ロンドンの自宅ではいつかかば焼きにしようと楽しみにしていた相方の愛ペットウナギ(ウナギではないそう・・・)が忽然と姿を消してしまった。
掃除さん曰く、
「土曜日には元気がなく、月曜には溶けてしまっていた・・・」と。
次の帰国は10月、最近はまりにはまった楽しい着物のイベントが目白押しで予定されている。
涼しいロンドン、周りでは夏が終わってしまったとブツブツ文句を言うイギリス人が多いようだが、
京都に比べたら天国である。
でもやっぱ日本の夏は、
暑くないとね~、
・・・と思う私がいる。
鉾の回転は凄い熱気。
祇園祭にちなんだ掛け軸と生け花。
久しぶりに浴衣を仕立ててみた。黒地に白の総絞り。
宵山にはご近所の方々が寄ってくれた。これも昔からの習わし、だそう。
OMG!!!イギリス、ついにEU離脱。
ご存知の通り、
6月23日の国民投票においてイギリスがEUを離脱することが決まった!
投票後48時間が立ち、想定通りポンドの急落、株の下落、クレジットレイトの引き下げ、キャメロンの辞任、HSBCのフランス移転(?)、ペティションが出回り、明日にはデモまで予定され、フランス人の母を持つ相方はフランスに国籍を変える~と息巻いている。
BBCニュースでは四六時中、専門家に聞く今後の展望、討論会や街角インタビューなどを流している。
ところが『離脱』をサポートした高齢者や労働者階級の中でも、
「まさか~、こんなことになるとは!!!ちょっと失敗したかも・・・」と言う懸念がわき始めているのである。
そもそも『離脱』派の主張をかいつまむと;
●移民の規制
今やヨーロッパを始めアラブ諸国や中国からもイギリスの手厚い社会保障を目当てに年間約30万人の移民がやって来る。それもEUからの受け入れ枠を決められ拒否できない!
(要は貧乏な難民に施す金も設備もないんじゃ~!!!と、己の生活保護や年金を確保したい連中が後先考えずに怒りをぶちまけた。)
●自国の政治統制の復活
本来EUとは加入国の経済活性化を目的とする共同体のはずが、欧州中央政権の”雇われ”役人によっていろいろな「きまり」が出来あがり、挙句の果てに貧しい国への援助金まで強制されるようになったのである。
(要は、なんでオマエラのような怠慢で汚職にまみれた国に多額の援助をしなきゃいけないんだー!よ~ギリシャのパラサイトが~!!!ってなった訳である。)
これによりキャメロン首相が辞任し、2年をかけてEUとの離婚手続きが実地される。
その間に第二の離脱国が出るかもしれない。それを阻止しようとEUからのつるし上げに合うかもしれない・・・。
その間国民の不安が反映し経済は低迷するであろう。
それに課税も覚悟しなければいけない。
勢いついてD・トランプ氏がアメリカ大統領になり、ジョンソン氏がイギリス首相に、アメリカ全土のイラム教徒が締め出され、イギリスでは暴動が起こり、物価が上昇し、持っている不動産は暴落し、移民の私は国外追放になるのではないか・・・。
先ほどトランプ氏がスコットランドのゴルフコースに着いてインタビューで一言;
D・トランプ 「いや~ スコットランドはこの勝利にみんな狂喜してるよ~。Great thing! They took their country back. 素晴らしいことだよ!自分たちの国を取り戻したんだから・・・。」
スコットランドとロンドンは唯一『残留』支持派が過半数を占めていたのを、このオヤジ知らなかったのだろうか・・・?
京都町家の竣工パーティーがリシェスに掲載~!
ここ数年のジェットコースター人生もやっと落ち着きを取り戻し、
そろそろクルーズコントロールにギアーチェンジ出来そうである。
さて話は前後してしまうが先回の帰国の際、
やっと完成した京都町家の竣工パーティーが執り行われた。
国内外の友人、政財界や業者、それにご近所の方々をお招きし、
シャンパンとお寿司、それにマカロンなどをふるまった。
排他的な京都という土地柄、
外来者の私達は節目節目でお世話になった方々やご迷惑をおかけしているご近所にご挨拶をして回った。
最近では省略されることもある地鎮祭や上棟式の儀式も無事終えて、
今回は完成のお披露目としたのである。
そして、まだまだ日本では定着していない”ドレスコード”を
和装~!とした。
ブーイングの嵐と思いきやさすがの京都、
「オッケー、楽しみ~♡」となったのである。
そこで困ったのはこのワタクシ!日本を離れてかれこれ30年!
希薄なおもてなし知識を振り絞り、お客様より1ランク下の着物でもって、生け花も必死で思い出し、無事終了した。
相方が間違って私の名刺を配りまくったり、スピーチでは「感謝→感心」と読み間違えたり、
時間を分けてご招待したにも関わらず皆様には長居をして頂き、大変喜んでもらえたと自負する。
それに今回の趣旨でもある町屋の良さとを十分伝えることが出来たのではなかろうか。
そしてこのたび、
6月下旬発売のハースト婦人画報社『リシェス』に8ページの特集で掲載される。
そこで大いにお世話になった建築家・設計士ご夫婦を、
こちらも最近完成したロンドンの自宅にご招待した。
お二人にとっての初めてのイギリス、10日の間に盛りだくさんの予定を詰め込んだ。
日中は観光や美術館、ポートベーロマーケット、ロイズビル、イーストエンドにビッグベン、国会議事堂にウエストミンスターアビーetc,etc...
夜にはオペラにジェントルマンクラブ、シャードビルの中華料理、田舎ではかの世界遺産=カンタベリー大聖堂にサイクリングなど、お若いお二人にアクションパックも盛り込んだ。
そして最後の夜に見せてもらった写真コレクションでは、
お~~~っ、
友人宅の”バタフライルーフ(蝶型の屋根)の真ん中からまっすぐ伸びたトイ(排水管)”の画像が何十枚も・・・、
「そこか~ぃ!?」
近況と久々の理不尽なイギリス版!
気が付けば4月も下旬!
ワタクシごとではありますが2月には友達が来英、3月は京都で町家完成パーティー、
そして帰宅後4月には相方のファミリービジネス200周年を記念してのリバプールトリップ・・・。
いったいこの3ヵ月はどこにいったのか・・・?と思うほどのスピードで過ぎて行ってしまった。
そこでまずは町家完成パーティーの記事を更新しようと思っていたのであるが、
最近久々の”さっすがイギリス~~~!?”の呆れた一件を。
というのはここイギリスの誇り高き、
ついでに敷居も高いロイヤルオペラハウスの予約が解禁になったのが6ヵ月前。
6っカ月前に”ど~~~っ”と予約してすっかり忘れてしまっていた。
そして4月からのオペラやバレエの「予約取れましたよ~」って来たのがほんの一週間前。
そこで焦った私、とてもお世話になっている友人の娘さんに10日後に迫ったオペラチケットをお譲りしようと、
『翌日必着の、当人の受取サインが必要な、追跡可能の』
厳重なRegistermailなるもので3000円近く支払って送ったのである。
しっかし!!!
翌日にも翌々日にも着いていないという!
え~~~!?!?!
2枚のオペラチケットとは言えウン万円相当のシロモノ、盗もうと思えばいくらでも盗める。
泥棒に”オペラ鑑賞が趣味”なんて高貴な趣味を持った者がいないとも限らない・・・。
ところが数日後に私のアドレスに戻ってきたのである
よ~く見ると、切手やバーコードが大きすぎて封筒の裏まで貼ってしまってあった。
送り主と受取人がコンフューズされてはいけないと、受取人にはTO、送り主にはFROMと書いてあったにもかかわらず、送り主であるFROMの私に送られてきたのである。
英語の、郵便配達人の、イヤ人間界常識の、
基本やろ~が~~~!!!
それにくれぐれも間違わないで~とカウンターで念を押したのに、
「だれがここまで書いて間違うのですか?」って鼻で笑ったの、
間違ってるやないかーーー!!!
自分の常識が決して世界の常軌でない一つのエピソードでありました~、トホホ。
あけましておめでとうございました~、とダウントンアビー!
とっくに明けてしまいましたが、おめでとうございました~!!!
ロンドンの新居はというと、クリスマスイブには帰国をあきらめたポーランド人のビルダー7人、
エネルギードリンクを片手に11時まで頑張った。
私たちはクリスマスもお正月も返上でほこりまみれになりながら、、
170個の箱と梱包してあった絵画20点ほどとの再会を果たしたのである。
とは言うものの、まだまだ毎日数人のビルダーと同居状態である・・・。
そして時を同じくして、この年始に長男が新居に引越しした。
何もない2LKの小さなマンションであるが生まれて初めての不動産保有、
そして待望の一人住まいである。
居心地の良い親の住居に居座る最近の若者達、
ここイギリスでも平均巣立ちは34歳だと聞く。
試行錯誤する親たちは小さめの居住空間に引っ越したり、
子供達にアパートを買い与えたりして自立を強制・・・イヤ、促す。
そして後者を選んだ私、これからは自分で健康・金銭管理し、
嫌でも自立を余儀なくしてもらおう・・・・との魂胆である。
そして懇願のマンションを与えられた長男はというと・・・、
まずは部屋からはみ出しそうな50インチのテレビを購入、そしてゲームの数々・・・、
「順番が違うだろ~~~!」と思ったのだが、
私からは掃除機とバケツを購入し、引越し祝いとした。
そんな中、House warming party=引越しパーティーを企画していると言う。
イギリスでは一般的なハウスウォーミングパーティー、
引越しの直後に行われることが多い。
ところが破壊癖のある(過去記事をご参考に)長男、
新品マンションを汚されるのが嫌で→
①土足禁止
②飲み物は色のないアルコール、または水のみ
③トイレでの大便は禁止
④招待するのは女性か綺麗好きのゲイ
と極度の潔癖症に変身した!!!
今まで鼻くそをベッドの脇に付けたの、窓から小便したの、トイレを詰まらせたの、カーペットにゲロを吐いたの、机を焼いたの、壁に穴を空けたの、巨大ニシキヘビを4匹連れ込んで部屋をアマゾン化したの、
どこのどいつじゃ~~~!?!?
そして引越しパーティー当日、
キッチンから床に至るまでタオルやシーツでカバーしてある長男のマンション、
靴は建物の外の道に並べられているではないか~(盗まれるぞー!!!)。
ヴォッカの差し入れをし、帰りかけに使用しようとしたトイレには、
デカデカと、
使用禁止の張り紙が貼られていた・・・(汗)。
ついに帰宅ー!!!なんじゃこりゃ~~~?!?!。
ストレス限界、怒りの鉄拳、火山大爆発の現状態の憂さ晴らしをさせて頂く。
まずは帰国予定日の3日前に、
”関空→パリ→ロンドン間の予約の確認”通知がメイルで送られて来た。
よ~く見ると・・・
OMG---!!!
日にちが一日早いではないか~!!!
それに、『お詫び』の一言も、『理由』の一言もないのである!
それからというもの、積み木倒しのごとく全てが悪夢~!!!
ロンドンの自宅、完成予定が3ヵ月遅れではあるけれど、
ビルダー、「まかせなさい、お留守の間に立派に完成させて見せます!」
って、全然前出来上がってないではないかーーー!
その後工事遅れの罰金発生を懸念して連日連夜の改修工事、
おかげで近所に通報されてこっちが危うく罰金を徴収されそうではないかー!
おまけに最新冷暖房+床暖房+調光のスマホコントロール設備、
セッティング方法が100種類以上あるって、複雑すぎてだれがこんなの使うんじゃ~~~!!!
相方は火山噴火を予知してか全てを放り出して田舎に避難・・・、
残された私はホコリまみれになりながら倉庫から戻ってきた170個の段ボール箱の整理中である。
あーーー、先ほどから既に支払い済みのポップアートが2枚、
配送中に紛失したと連絡が入った・・・
1.6m四方の絵画が2枚、どうしたら失くせるのだろう・・・・?
そしていつになったら、
2週間ほど前に購入したマンション2件のカギを受け取りに行けるのだろう・・・
ひぇ~~~っ、ウィンドウ10を入れてから画像アップがおかしくなってしまったーーー!!!
ハロウィーン、本当にあった怖~い(!?)話。
お待たせいたしました~!ゴメンナサ~イ!
最近FBに記事を投稿していたら、
ブログをしているのをすっかり忘れておりました~。
さてさて、まだまだ工事が続くロンドンの工事現場を後にして、
そろそろ出来上がる京都町家の手直しで現在京都に一時帰国している。
ロンドン出発前は連日連夜でミーティングが行われ最終打ち合わせを進めながら、
通いのお手伝いさんとは留守の間の段取りを話し合った。
なにせ2ヶ月の間工事中の自宅を離れ、猫を置いての一時帰国である、
愛猫にしても見慣れぬ工事現場で不安な時間を過ごすことになる。
そんな中、ロンドンの建築士が最近『不思議な経験』をしたと言う。
ある日彼女の担当する家の娘の飼っていたウサギが死んでしまい、
娘は庭にウサギのお墓を作った。
ところが死んだはずのウサギが翌日とても元気で庭を走り回っていると言う。
葬ったはずのお墓はもぬけの殻・・・、
これは大変~、ウサギが生還したーーー!!!と、大騒ぎになったとさ~。
今日はハロウィン~、
ハロウィンにちなんだ『本当にあった怖~い話』でしたー。
えっ、その真相は?
そう、実は隣の犬がそのお墓を掘ってウサギを家に持って帰って来た。
ビックリした隣人「大変だー!うちのバカ犬が隣のウサギを殺害した~!」となったらしい。
あわてた隣人、早速ペットショップで良く似たウサギを購入、
何もなかったかのように隣の家の庭にウサギを放ったと言う訳。
建築士は私達の出発前日にそんな話をしながら、
その日はイヤというほど我が愛猫の写真を撮りまくっていた。
・・・!?
ラグビーワールドカップ、サモア戦を現地で応援!
ラグビーワールドカップがここイギリスで行われている。
南アフリカをくだした快挙日本ラグビーチーム、
スコットランドには負けたがサモアには圧勝、これから益々ラグビーの人気が高まる事だろう。
ところでこのラグビー、
イギリスではジェントルマンのスポーツとして人気がある。
そもそもラグビー発祥の地であるラグビースクールは、
パブリックスクールと言われる名門私立の寄宿舎学校で約500年の歴史がある。
さて、この土曜日我々4人はロンドンから電車で40分ほど北にある、
メルトンキーンズのラグビースタジアムに対サモア戦の観戦に行って来た。
ちょんまげ姿や相撲のコスチューム(席に座れるのだろうか?)、金髪娘の浴衣姿?など、
日本チームサポート陣は盛り上がりに盛り上がり、
スコットランド戦にうって変わって反則なしの気持の良いゲームであった。
そしてその夜、
開催地・ホスト国イギリスの生死をかけた試合が行われた。
私達は早い夕食を居酒屋で済ませ、
相方も加わり居酒屋の隣にあるパブに集まった。
イギリスはスポーツ観戦にもなるとパブに大型テレビが備え付けられ、
溢れんばかりの観客が押し寄せ、お祭り騒ぎになるのである。
ところがこのパブ、
周りを見渡すと黄色と緑のユニフォームを着たオーストラリアのサポータばかりである
なんとこのパブはロンドンに数件あるオジーPUBだった~!!!
いきなりバケツサイズの大ジョッキのビールを飲む太ったオバサンに捕まった、
オバサン、「アンタ~、日本人なの?、日本強かったわね~。おめでとー!!!ところでまさかイギリスの応援に来てるんじゃないよね?」
私、「まさかぁ~、勿論オーストラリアですよ~。」
オバサン、「あーそう、それは良かった!!!じゃあここに椅子があるから座りなさい。これが私の夫、これが息子、これが息子の彼女・・・ブツブツ・・・」
と無理やり座らされ、己のファミリー紹介を始めた。
そしてこれからの1時間20分、私はオーストラリアチームのサポーターとして、オバサンのオジー一家と共に声を張り上げて、
「がんばれーオーストラリア~!!!」
と喚き散らし、抱き合い、共に狂喜し、イギリスにヤジを飛ばし、
オーストラリアの応援に付き合わされるハメになるのである・・・。
得意のフェイスペイントはお断りされました・・・。
お育ちと、貧乏性
以前からちょっと不可思議に思っていた事がある、
その人の動向や仕草で、その人のお育ちが分かるかどうか・・・?
イギリスの様なクラス社会において(過去のブログにもあるように)、言葉使い、ファッション、出身高校によってほぼ確実にその人の属するクラスが分かると言っても過言ではない。
それでは”BEHAVIOR=行儀/仕草”って言うのはどうなのであろうか・・・?
いつだったか、伯爵の称号を持つ銀行創立者の家系の男性が、
朝食のヨーグルトのフタを執拗に舐めまくっていたのを見て、
「お宅の料理人や家政婦の”時給”でヨーグルト100個買えまっせー!」
・・・とは言わなかったが、事実である。
料理人や運転手のいる家に生まれたパートナーも、まったく同じことをする。
それに彼の場合クッキーの空き缶を筆箱に使ったり (筆入れぐらい買えー!)、
コーヒーカップを揺さぶって飲み干したり (お味噌汁やお茶も・・・)、
会社のレポートを小さく切ってメモ用紙にする (そういえば母もカレンダーや広告の裏を使っていた)、
倹約の1950年を生きた祖父母を思い出す。
ハッキリ言って、
「貧乏くさいーーー!!!」のである。
最近イギリスに住み始めた日本人の友人が、
「うちの旦那、トイレットペパーはもみほぐしてから使うのよ~」
・・・と、肌触りの悪いゴアゴアの四角いトイレットペーパー時代の名残なのだろう。
これらの行為はお育ちというよりも、
育った時代背景の『肌に染み付いた習慣』だと思うのである。
息子の延命プロジェクト!
工事現場でのキャンプ生活にも慣れ、
3人で一つのトイレシェアーにも諦めがつき、
連日の外食生活で胃が疲れ気味ではあるが肥満以外は今のところ問題はない。
さてそんな中、命よりも健康が大事と主張する長男が、
「お母さんには長生きしてもらいたいので、心臓強化ジョギングを始めよう。」と言い出した。
なんと優しい息子の言葉、23年間手塩にかけて育ててきたかいが・・・・と思いきや、
よくよく考えると、長男に贈与するマンションの相続税をチャラにするためには、
この私があと7年生きなければいけない、すなわち・・・、
脱税、『母親延命プロジェクト』を打ち出しやがったのである。
まずはハイドパークを2人で歩きウォームアップ、
そして少し走り出す。
ところがだ!!!
ほんの200mほど走ったところで心臓が口から飛んで出そうなくらい苦しい
そういえば今まで200m以上走ったのは中学生の頃の耐寒マラソンか、
最近では関空のトイレにバッグを置き忘れたのに気が付いた時ぐらいである。
鬼パーソナルトレーナーの長男は、「後もう50m、後100m・・・ガンバレー!」と、
なかなか休ませてくれない。
そんな時、
フト地面を見ると緑に輝く美しいエメラルドの石が落ちているではないかー!
私、「あ~~~っ、エメラルドが落ちているー!」と立ち止まったのだが、
息子、「Good try, Good try~!」(ごまかさない!)
と一笑に伏されてしまった!!!
あーーー、息子よ~、このままだと7年持ちこたえるどころか、
7日ももたんぞーーー!!!