昨日の野手編に続き、今回は投手編を書きました。ここでも同じく個人的に期待している選手のみ記したいと思います。
3Aナッシュビル
ヘスス・ルザード(LHP) 20歳
(1A+) 14.2IP 6H 0HR 25SO 5BB 2R ERA 1.23 FIP 1.37 GB% 54.2% BABIP .240
(2A) 78.2IP 58H 5HR 86SO 18BB 22R ERA 2.29 FIP 2.89 GB% 45.5% BABIP .268
(3A) 16IP 25H 2HR 18SO 7BB 13R ERA 7.31 FIP 4.62 GB% 50% BABIP .469
昨シーズンドゥーリトルらとのトレードで移籍してきたA's№1プロスペクト。今シーズン1A+から3Aまで駆け上がり、ケガ等イレギュラーがなければ来シーズンメジャーデビューは間違いなし。K/BBは4.3と、弱冠20歳にして完成度が高く、全階級に於いて奪三振数はイニング数を上回っている。ゴロ率も50%付近を記録しており、極端にHRを打たれる投手でもない。将来的には先発ローテーションの上位を占める投手に間違いなく、スターター陣の弱い来シーズンからでもローテーションに定着し、旋風を起こしてもらいたい。ちなみに代理人はボラスと契約。
2Aミッドランド
パーカー・ダンシー(RHP) 23歳
(1A+) 70IP 61H 7HR 82SO 17BB 23R ERA 2.70 FIP 3.53 GB% 33.1% BABIP .314
(2A) 80.2IP 59H 5HR 81SO 14BB 21R ERA 2.01 FIP 2.92 GB% 33.3% BABIP .266
2017年シーズン1Aで38.1IPを無失点と驚異的なシーズンを送ると、今シーズンもマイナー2階級を駆け上がった。球速自体は90マイル台前半と速くないものの、スライダー、カーブ、チェンジアップを巧みに使い分け、優れたコマンドで打者を打ち取る投手。1A+と2Aではイニング数以上の三振を奪っているものの、球速があるタイプではないので、3A、メジャーと上がっていくにつれて奪三振率は下がってくるはず。ポテンシャル的には先発5番手、ローテーションを守ってくれるような投手になれれば御の字。
カイル・フィネガン(RHP) 27歳
(2A) 25IP 18H 0HR 28SO 11BB 11R ERA 2.16 FIP 2.53 GB% 61.7% BABIP .281
(3A) 17.2IP 22H 2HR 17SO 7BB 16R ERA 7.13 FIP 4.48 GB% 38.6IP BABIP .357
個人的にネクスト・トリビーノになり得る存在として注目。奪三振率の高さから見える力強いボールと、ゴロ率の高さに着目すべき点がある。全体として制球自体は安定していないので、あくまでも期待のみだが、化ければ面白い存在。
ブライアン・ハワード(RHP) 23歳
(1A+) 72IP 53H 9HR 77SO 14BB 21R ERA 2.38 FIP 3.91 GB% 42.8% BABIP .244
(2A) 67.1IP 65H 7HR 63SO 23BB 36R ERA 3.48 FIP 4.00 GB% 47.7% BABIP .297
こちらも前述のダンシーと同じくコマンドで勝負をする先発5番手タイプの投手。球速は90マイル台前半と速くなく、カッター、カーブ、チェンジアップを使い分け、打者を打ち取る。印象としてダンシーの劣化版といったイメージ。
ローガン・ショア(RHP) 23歳
(1A+) 22.1IP 18H 0HR 25SO 2BB 3R ERA 1.21 FIP 2.19 GB% 63.2% BABIP .316
(2A) 68.2IP 85H 7HR 49SO 19BB 44R ERA 5.50 FIP 4.27 GB% 48.9% BABIP .342
シーズン序盤ケガで離脱を余儀なくされ、復帰して投げた1A+では打者を圧巻したものの、初階級2Aに昇格してからは.342と高いBABIPに表れるようにヒットを打たれ続け、炎上。チェンジアップとコマンドを武器とする完成度の高い投手とドラフト時から言われており、将来的には先発4,5番手クラスの投手になるはず。
1A+ストックトン
ワイアット・マークス(RHP) 23歳
(1A) 106IP 90H 8HR 127SO 35BB 44R ERA 3.23 FIP 3.14 GB% 36.1% BABIP .311
(1A+) 27.2IP 23H 4HR 32SO 16BB 11R ERA 3.58 FIP 5.17 GB% 23.2% BABIP .284
力強い速球とカーブが武器の投手。GB/FBが1A+では0.42と極端にフライが多い投手で、ゴロ率の低さは驚異的。ここまで来ると逆に武器なのではないかとも思えてくる。MLB公式では将来はリリーフと書かれているが、ファストボールとカーブだけでは確かにリリーフ向けに思える。もう少しファストボールを強化したい。
グラント・ホームズ(RHP) 22歳
(1A+) 6IP 4H 1HR 8SO 2BB 4R ERA 4.50 FIP 5.26 GB% 42.9% BABIP .214
右肩のケガの影響でシーズンほぼ終了時点に復帰し、2試合に登板。2試合ではさすがにサンプルが少ないものの、6回で8個の三振を奪うなど、球の力強さは健在。今シーズンは公式戦では6回しか投げられていない為、経験不足を補うため、アリゾナの秋期リーグで投げる予定。そこで各球団のプロスペクトを相手にどんな結果を残せるか楽しみである。
ケガ人
A.J,パック(LHP) 23歳
A'S期待のエース候補。スプリング・トレーニングでは好投を続け、ローテーション候補とまで言われていたものの、登板最後の試合MLB.TVで中継のあった試合、球速が明らかに遅く、ヒジのケガが判明し、結果トミー・ジョン手術となった。復帰は来シーズン中盤、1A+か2Aあたりで復帰すると見られ、メジャーデビューは2020年になると思われる。ゆっくりケガを直してほしい。
ジェームズ・キャプリリアン(RHP) 24歳
グレイとのトレードでヤンキースから移籍。ファストボール、スライダー、カーブ、チェンジアップ、コマンド全ての評価が高く、将来は先発3番手クラスとも。ポテンシャルが高いだけにこちらも復帰を焦らず、2020年のキャンプで復帰してくれれば。
ドールトン・ジェフェリーズ(RHP) 23歳
2016年の全体37位指名。こちらもトミー・ジョン手術で昨シーズン離脱し、今シーズンアリゾナ・ルーキーリーグで1試合に登板した。ポテンシャルは先発3,4番手クラスで、力強いボールを投げる。アリゾナ秋季リーグで投げても良いとは思うのだけれど。またケガでもしたのだろうか。
投手陣全体を見て、ルザードは2019年度中のデビューになるだろうが、次の昇格候補はパック、キャプリリアン、ジェフェリーズらケガの復帰組で、2020年頃にデビューするはず。今A'sはワイルドカード争いをしているが、チームとしての全盛期は2020年、2021年ころになると見られ、今シーズンはあくまでも前触れ。パック、ルザード、キャプリリアンらのメジャーデビューが楽しみで仕方がない。
