金曜日の夜と土曜日の夜はスポーツ新聞を買って、夕飯を食べてから翌日の競馬の予想をしあうのがわが家の風景でした。
ひーちゃんは
「赤枠に入ったからこのレッドなんとかって馬が怪しいな」
とか
「1番に○○○ワンって馬がおるやん❗これやで❗」
という語呂合わせみたいな馬券の予想をしては俺に嬉しそうに教えてくれるのでした。
実際、たまに、ほんとにたま~に当たったりして、それが意外と高配当だったりする事もありました。
ひーちゃんとのデートは半分以上は競馬場でした。初めて会ったのが東京競馬場、付き合うようになったのも東京競馬場。あと中山競馬場にも何回か行ったし、ひーちゃんが大好きだったサイレンススズカの記念碑を見に、中京競馬場にも行きました。あと地方競馬場だと、大井、川崎、船橋、浦和の南関東四競馬場はもちろん、笠松競馬場、園田競馬場に行きました。
いつかふたりで日本全国の競馬場を制覇したいねと話していました。
2018年6月3日の安田記念を病院のテレビで観戦したのが、ふたりで一緒に競馬を観た最後でした。
2008年のウオッカが勝った安田記念を一緒に東京競馬場で観戦し、その日に付き合うようになり、10年後の安田記念を一緒にテレビで見て、その数日後にひーちゃんは天国へ逝ってしまいました。
そのふたりにとって思い出深い安田記念を勝ったウオッカも今年春、天国に逝ってしまいました。
ひーちゃんはきっと大好きだったサイレンススズカにもウオッカにも会いに行ってるんじゃないかなぁと思います。
耳に赤ペンを挟みながら競馬新聞を眺めるひーちゃん。


