10日は最高の桜日和でした。義父は花見が大好きらしい。
昨年、結婚する数週間前にやはり同じく井の頭公園に花見に連れて
行かれました。その時はぶらぶらと眺めるだけに終わったけれど、
今年はブルーシートを持っての本格的なお花見モード。
とっても美しい光景だってのに、男同士の会話っていうのはどうして
なのか「経営」だの「事業」だのの話で盛り上がってました。
時々思い出したかのように「いやー、きれいだね。」とつぶやきつつ・・・。
去年はまだ他人だった私達が、今はこうして家族として輪になって
一緒に弁当を食べながら花見をしている・・・というのも不思議な
ものです。来年も再来年もこうやって毎年恒例のようにこの公園に
来るのかな?そのうち私達の子供なんかもここにいるのかな?と
想像するとますます不思議な気分で一杯になります。
それでも家族でこういう平和で穏やかな昼下がりに美しい光景を
眺めながら自然の中で過ごすのも半年以上ぶりのことなので
とても贅沢でhappyな時間でした。
夕方は国立、夜は小金井公園にて夜桜も満喫すべく義父は
張り切って車を走らせたのでありました。きっとほんとに花見が
大好きなんだ。。。。^^;

                     

お弁当を食べつつ池の噴水を眺めていると、少し大きな風が吹いて
桜の花びらがいっせいにはらはらと舞い落ちてきました。
そのうちの一枚が偶然私が手にしていたコップの中に入って
ふわりと浮いたのです。
人間って不思議なものですがあることをきっかけに今まで完全に
すっかり忘れていたことを思い出したりしますよね。
その時の私は中学生になったばかりの春、文通していた親戚の
女の子がテープでコーティングした桜の花びらのサンプルを同封して
手紙を送ってきた時のことを突如思い出したわけです。
そこには桜の花びらを一枚テープで包んで右下だったか左下
だったかに赤いペンで好きな人のイニシャルを書いて自分の名札の
裏に入れておくと両想いになれる・・・とかいうような内容のことが
書かれてありました。それで当時気になる男の子がいた私は急いで
近くにある桜の木の下できれいな花びらを探して拾ってさっそく
指示どおりにして密かに名札に忍ばせてました。結果は・・・・?
いろいろありつつも一応両想いにはなったのです、ハイ。
そういうことを突然思い出したのです。大人となった今では
ずいぶんナンセンスなお話ではあるのだけれど、当時は至って
真剣なんだからおかしなものです。
あの思春期独特の甘酸っぱい記憶。「期間限定」みたいなあの
ドキドキ感や妄想ぶりを思い出すとおかしいような懐かしいような
気がします。