昨日ようやく無事退院しました。

本来、PCの前に座るのはNGですけど、出産記録は
前回同様、早く書かないと忘れちゃうんでこれだけは
時間をみつけてちょこちょこ書いていこうと思います。

ちょうど27日夜中1時半くらいにブログを書き終えた
ところで夫が3階にあがってきました。
私が起きてブログを書き始めた時、地下室からピアノを
練習する音が聴こえてました。
日曜の教会で私はオルガン伴奏をするはずでしたが、
いつ産まれるかわからないので外してもらっていたところ
なぜか夫にその代役がまわってきていたようで、その
日の賛美歌を練習していたようなのです。

「でもさ、私がお産になったらあなた行けないし、
そしたら誰が伴奏するんだろうね・・・???」

なんてことを笑いながら話してました。
りーちゃんはシーンとしていました。
ちょうど寝る前に夫が
「週頭に産まれると困るなあ。(仕事の都合上)
出来れば週半ばがいいな。」
などと言ってたので
「あなたがあんなこというからりーちゃん静かに
なっちゃったよ」ってちょっと意地悪く言ったら
お腹に口をくっつけて
「りーちゃん、ごめんね~。
もう出てきてもいいんだよ~!いつ出ても
いいんだからね~!」と謝ってました。

で、夫は先に寝て、私はいつ出発になってもいいように
細々とした部屋の整理をしてました。
早々と寝たので睡魔がきません。

あれ?と思ったのはエッセンシャルオイル。
出産の時によいと言われるブレンドオイルがありまして、
それをゆいとの時に使ったらすごく気分が悪くなって
しまったんです。匂いが好きじゃなかったんですよ。
その後何度かトライしたけど、どうしても苦手な
匂いで全然使う機会がありませんでした。

ところがなんだか急にそれをつけてみたくなったんです。
手首に夕方くらいからつけました。
するとビックリするくらいいい香りに感じるんです。
あれ?これ嫌いな匂いのはずなのになんでいい匂いって
思うんだろう???って。

今思うと本当に出産の時にピッタリ合ってたんでしょうね。
そして夜中に片付けながら会陰マッサージ用のホホバオイルに
クラりーセージを入れたほうがよいように感じて、数滴
垂らしてコットンに含ませ会陰にあてがってました。

そうすると鼠径部に強い痛みが走って唸ったりすること
数回。
なんかおかしいなと思いました。
もう4時近くでした。体が冷え切ってしまい、これは
湯たんぽ入れるしかないと思いました。
そろそろ出産の予感はあったので腰と足を温めたほうが
陣痛を促すかもという気はしてました。
ところが湯たんぽを入れるつもりで夕方もって降りた
容器が見当たらない。ゴム製でペッタンコなんで
もともと存在感が薄いんですが。
1階から3階まで探すこと数回。
多分、4、5往復はしたと思います。
こんなことしてたら陣痛きちゃうかも・・・と
思いつつ。

結局ダイニングのチャイルドチェアーの中にありました。
なかなか見つからないわけです・・・。

それで湯たんぽを作り、布団に入れて温め始めたら
りーちゃんがボコボコ動き始めました。
そして4時半すぎくらいにお腹に強い痛みがやってきました。
40分くらいだったか、思わず「う~~~~!!!」
っと唸ってしまうほどの痛みになったので、あれ?と
思いました。
てっきり腰にくる痛みが陣痛だと思っていた私は
それが本陣痛とは気が付きませんでした。
それから5分後にやっぱり同じ唸ってしまうほどの
下腹部痛がきます。
夫が背中をさすってくれました。(本人は全然覚えて
ないらしいですけど・・・。)
あれ?これはもしや陣痛・・・と気がついて次に
やってきたときに夫に時間をはかってもらうように
お願いしました。すると7分後にきました。
5分間隔にならないと連絡出来ないなあなどと悠長に
思っていた私は、しばらくの間横になっていました。
するとゆいとがパチっと目を覚ましていきなり
「ジュース」という。
いつも水は枕元に置いてるのでそれを飲ませようと
したら「ううん、ジュース」とハッキリ言いました。
夕飯あまり食べてなかったのでお腹がすいたのかも
しれない、と夫に頼んで野菜ジュースを飲ませました。
飲ませ終わったらまた陣痛がきて唸りました。
するとゆいとがちょこんと正座して
「だいじょうぶだよ、マァマ!」
と励ましてくれました。

母親がものすごい声で唸ってるのにこの余裕の態度・・・!
不安がったり泣いたりするかと思いきや、冷静沈着な
態度をみてやっぱり夫の子だな・・・・と思いました。
緊急事態になればなるほど落ち着き払っていくのが
うちの夫です。(ーー;)

夫は唸る私の手を握ってくれています。
その間で横たわっていたゆいとも私たちの手の間に
自分の手を滑り込ませてきました。

もう一つの手で私の空いてる手を握ってくれました。
前回は一人リビングで微弱陣痛に耐えていた私
でしたが、今回は夫とゆいとが手を握りしめて
くれています。
ああ、私には家族がいるんだなあってとても
強く感じました。
陣痛の間隔は5分だったり7分だったり。
下腹にどんどん頭が下がっていくような感じが
してきます。

何度かの陣痛の後、とりあえず間隔の長いうちに
着替えたりしたほうがいいと思って準備するねと
起き上がりました。
マタニティヨガパンツをはいたら
さっき終わったばかりなのにもう痛みが。
何分?と聞くと3分という。

え??なんで???

変だなあと思いつつトイレに行って出てきたら
そこでまたしゃがみこんで唸ってしまった。

あまりに早すぎて時間聞いたら2分。

私の廊下での唸り声で母や義母が慌てて
飛び起きた。

とにかく急いで助産院に電話したら、
もう余裕がなさそうな声ね、あと
どのくらいで準備できる?という。

残りの荷物を入れるのはたいした時間
かかるはずないけど、なにしろ陣痛で動けなく
なってパッキングがすぐに出来ない。
時計を見ると5時20分くらいだったと思う。
全部準備を済ませていつ出発できるのか
自分でもよくわからない。
出発するときにもう一度電話しますと
伝えて電話を切った。

義母が「もう急がないとこれは産まれちゃうよ、
とにかく早く車に乗って!」
という。
私はパジャマの上着を着替えたいけどもう
そんな余裕すらない。

もう一度トイレに行ったらおしるしが出ていた。
おしるし、こんなギリギリに出てもね~~~!
と内心思いながら陣痛で何度もしゃがみこみ
ながら唸り声をあげて苦しみながらポーチ入れて!
とかバッグ持ってきて!とか指示しつつ
両腕を抱えてもらいやっとこさ車に乗り込みました。
それがだいたい5時45分あたり。

義父がすでに車を暖めてくれていて待機してました。
助手席に義母が乗り、後部座席に母、私、夫と
ゆいとが乗り込み助産院へと急いで向かいました。