紹介状 | 舌癌になったのでいろいろ書いていく

舌癌になったのでいろいろ書いていく

恥ずかしながらひとさまの健康にご奉仕する鍼灸師の僕ですが、舌癌になってしまった。--stageⅡ/内向型/yk-4c/grade2--
癌患者として、いち鍼灸師として東洋医学を自己臨床しつつ経過を報告。心境も綴っていく。

大学病院のような「大きな病院」は高度医療の提供・研究を目的としている特定機能病院だ。
町の診療所と住み分けをす為に本来、紹介状のない患者は特定機能病院を受診できない。

紹介状のない初診患者を診療すると「大きな病院」さんはペナルティーとしてレセプト請求額が減額になってしまう。
せっかく仕事しても利益がでないのだ。

その不足分を選定療養費として保険外自己負担で補填しているが、ペナルティーのルールが今後もっと厳しくなる見通しだ。

高度医療=良い医療というわけではないけれど、患者の心情としては早い段階で「大きな病院」を受診したい場合もある。


ではどうすれば?

ルールに則り町医者さんに紹介状を依頼するのがベターだろう。

普段から掛かり付けの町医者さんがいるなら簡単だ。しかし、まったく初めての町医者さんで紹介状を書いてくれと初診で言ってもお医者さんは難色を示すかもしれない。

僕の場合も「舌癌っぽいな~。大きな病院に直接行こうか、どうしようか・・」と悩んだがまず、近所の耳鼻咽喉科を受診した。

4日後の第2診目で紹介状を依頼したのだが「舌潰瘍部の治療も経過観察もまだ十分していないしな~。」とお医者さんはやや難色を示していた。

それはそうだろう。癌起因でない難治性潰瘍でも2、3日の軟膏塗布で変化があるとは思えない。
結果、無事に書いてくれたのだが「患者本人が舌癌を疑っているため」とう紹介内容だった。

紹介状は「医師が専門医療機関受診を必要と判断した場合」か「患者本人の依頼がある場合」に発行されるので基本的にはお願いすれば書いてもらえる。
が、やはり患者としてのマナーをもって依頼した方が円滑だろう。

受診する側も医療サービス、診療報酬の仕組みを理解しておいたほうが良いのかも・・