オッ(∩゜∀゜∩)ハァ~♪
ヲタで貴腐人なヒプノ使い、まつひろです。
ケータイが今日を限りにおさらばなので、これまで買った電子書籍やら音声ドラマを余さずチェックしていた。
で、ラストがこれ。
木原音瀬さんの『ROSE GARDEN』。
BLだけど、BL要素がほぼないファンタジー。
ただ、ファンタジーといいつつ、木原さんが書くからか、文体や描写、台詞まわしが西洋古典風である以外は、見事に人間ドラマ。
天使カイルの性格の悪さは最下層白人におけるWASPを彷彿とさせるし、ウォーレンが悪魔の血をひくと知られた途端に、人々の掌返す様子は、日本の同和問題を連想した。
私の母は差別意識の強い人だった。
また、私の進む小・中学校は養護学級があり、更には学校の前が養護学校の送迎バスが停まる立地だったので、彼らに対しての差別行動をよく目にした。
それらに反発するように、差別意識を持たないつもりでいたが、マイノリティー運動をしている筈の団体の中でも、結局互いに相手を見下す(「この人好きになれやんねん」って範囲ではなく、「こいつは○○やから下に見てええ」って条件付け)のを知って、ショックを受けたりもした。
だけど、冷静に考えたら、自分の中にもそれなりの偏見があるから、ショックを受ける訳です。
この物語は、本編は愛情深い人に育てられ、心優しく寂しがり屋な悪魔と、天界で一、二を争う美貌の天使として生まれたが故に、能力は低いのに傲慢な天使との、凄まじくすれ違う恋のお話で、続編は悪魔に愛されたくなって、みずから堕天使となるも、いかがわしい店で働く羽目になるカイルの成長憚なんだけれど、本編に出てくる天使長アガサが私の理想の姿第2位だったりする(第1位は『もののけ姫』のエボシ御前)。
あんなふうに柔軟で、機知にあふれ、慈悲深く、すべて(相手の愚かしさすら)愛おしめる人間になりたいものだと思う(エボシ様はねぇ、理想の母親像です。
「あの者どもは、私が居なくとも、やっていけるよう充分教えた!!」
なんて、私も云い切ってみた~い)。
それにしても。
高校ん時やったかな?
泣いて天を仰ぐ悪魔に、空から手を伸ばし慈悲のキスを与えようとする天使のモチーフを、何度も描きたくて挑戦しては挫折してたんだが、この小説の口絵に出てきたのを見て、驚いたものよ。
紙書籍買い直さねば。
ここまで読んでくれてありがとう。また来てネ!!
