「おーい、相葉ぁ」
「購買行ってきてよ」
最近は暴力的なことはされないで、命令をされている。
正直言って、とってもめんどくさいけど、暴力を振るわれるよりはいいかなって。
「俺、いちごオーレね」
「俺はカフェラテ」
どっちも高いんだよなぁ〜
もちろんお金なんて貰えるわけじゃなくて、全部自腹なんだけどね。
日に日にお財布の中身が消えていくよ・・・
「あー、あったあった!!良かった〜」
残り一つとなっていたカフェラテといちごオーレを持ってレジへと向かう。
「1650円です」
えっ!!どーしよ・・・
足りない!
50円足りない!
えっ、えっ、ほんとにどーしよー
パニックっていた時、横から手が伸びてきた。
えっ?っと思って見たら・・・
「大野さん!?」
「足りないんでしょ?」
「え、まあ、でも・・・・いいですよ!!」
「なんでぇ〜??いいのいいの!」
結局50円出して貰っちゃった・・・
「あの・・・必ずお返しします」
「え〜?いいよ別に」
「でも・・・」
「いいからいいから!困った時はお互い様でしょ?」
「はあ・・・」
優しい人だなぁ〜
大野さんは。
少しは見習いたいよ。