特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホームなどの介護施設と、障害者支援施設との違いは、利用者の年齢が挙げられます。
障害者支援施設では、下は18歳の人も利用できる施設です。
心身に障害があり、サポートを必要とする幅広い年代の利用者のための支援施設なのです。

介護施設ではサービスの対象が高齢者に限られますが、障害者支援施設では幅広い年代の利用者に対してサービスを提供します。
仕事内容には大きな差があるわけではないにしろ、年齢を踏まえたうえでさらなる配慮は求められるでしょう。

障害者支援施設とは障害のある方に対して入浴や排泄、食事などの介護、または生活に関する相談や手伝いをしたり、身体機能や生活能力の向上のために必要な援助をしたりします。
他にも、障害者支援施設は就職に向けた生産活動や職場体験などの活動の機会の提供、求職活動の支援や創作活動のポートなどをしています。

障害者支援施設で働いている人の職種としては、生活支援員やサービス管理責任者、世話人や職業指導員、就労支援員などがあるようです。
障害者支援施設はグループホーム(共同生活援助)、就労継続支援(A型・B型)事業所、就労移行支援事業所の3つに大体区別ができ、事業所ごとに配置されている職種が違います。
すべての事業所に配置をする必要があるのはサービス管理責任者で、他はそれぞれの事業所のサービス内容により適切に配置されます。

それぞれの職種の仕事内容は障害者支援施設にいる障害者に様々な支援をすることが主な目的ですが、障害者支援施設での仕事は大変なことが多いようです。
それは仕事の特性上、土日祝日に関係なく仕事があるため、あまり休みを取れないことが多かったり、支援内容が精神的にも肉体的にもキツイことがあったりするからです。
その上、給料が安い場合もあるため、すぐに辞めてしまう人も結構な数います。

この問題を解決するには、働いてくれる人を増やすことが重要でしょう。
そのため、障害者支援施設で働いている人の地位の向上や賃金をアップする必要があるのではないでしょうか。
そうすることができれば、十分な人材を集めることも可能になるはずです。

障害者支援は、利用者とのコミュニケーションがなかなか難しい仕事であり、神経も使うものです。
心身共にエネルギーを使うため、それに見合う報酬を得ることができなければ当然ながら人は集まってきません。
こうした人材確保のための対策は、国全体で早急に対処すべきでしょう。

人材がしっかりと確保されている障害者支援施設では、やりがいを持って働いている人が多くいます。
障害者支援施設で働くことを考えているのであれば、職場選びが重要といえるのです。
また障害者支援施設での仕事の内容をよく理解しておくことも大切。
働き始めてからジャップを感じないようにこちらで事前に知識を入れておきましょう→障害者施設ってこんなところ