体臭は誰でもするものです
当たり前のお話ではありますが、人間の体からニオイが完全になくなるなどということはあり得ないわけでありまして、体から臭いは誰だって放出されています。全く体臭(どんな臭いが体からするのかは個人差がありますし、その臭いに対する反応も人によって違うででしょう)がしない人はいるはずもありません。体臭(年を取ると加齢臭がするようになりますし、胃腸に異常があると口臭が強くなるものです)とは汗や皮脂(洗浄しすぎると必要な分まで洗い流れることから、乾燥肌になったり、あるいは分泌が増えることになります)が雑菌によって分解される時に生成されるニオイなんですね。汗や皮脂(分泌量が多すぎるとニキビや吹き出物などの原因になるでしょう)が分泌されない人はいませんので、どんな人でもニオイはするのです。しかし問題なのは、体臭(体から発する臭いのことで一般的には悪臭のことを言います)の強さです。体のにおいが強いと当然、悪臭となり、周囲の人間に不快感を与えることになります。その結果、人間関係にヒビが入ったり、酷い場合はイジメの対象になることもあるでしょう。それに体臭が強いと、あまり健康的とは言えないですよね。ところで、体臭の強い人はアポクリン腺(ワキガの手術では切り取る、吸引する、除去するなどで改善を図ります)の数が多いんですね。アポクリン腺とはワキの下や性器周辺にある汗腺の事であり、この部位から出る汗は水や脂質、タンパク質(どんな食材から摂るかも重要で、一緒に脂肪も摂ってしまっては、肥満にもつながりかねません)、コレステロール(食物繊維やビタミンC、レシチンを摂ることで、余計なコレステロールを体外に排出しやすくなります)などで構成されています。時折、肝臓の機能が低下して体臭が強くなる人もいますけどね。普通の汗は約99%が水で構成されていることから、雑菌が繁殖しない限り臭いはしませんが、アポクリン腺(密度や大きさなどによって、ワキガの有無やワキガの程度を判断できるでしょう)から出る汗はもともとニオイを持っているため、雑菌が繁殖すると非常に強いニオイを発生させることになります。ちなみに、食生活を見直すことで体臭が改善されることもあります。