今日は二十四節気の第5、三月節の清明(せいめい)です。
「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」
春風が吹き、暖かくなると、空気は新鮮で爽やかになり、天地は明るく、清らかになり、様々な花も咲き乱れる。
燕がやってくる季節とも言われています。

中国や沖縄では雨季が到来する前の清明の季節には、先祖の墓を修復、草を刈り、供物を並べて礼拝し、先祖にご加護と平安を祈るそうです。
日本のお盆にあたる行事のようです。
しかし元々、清明節は春の遊びの日であり、皆、祭りの盛装に身を包み、食べ物を持って郊外に春の遊びに出かけました。
まず川に入って身を清めてから岸に上がり、心ゆくまで遊び戯れます。
これが上巳節の「清め」であり、生命の源である水の中で一年の穢れと不祥を洗い清め、あわせて後継ぎの子を得て、一族の発展を祈っていたそうです。
命芽吹く季節
春の到来です!