のちに「ポプコン」に

発展していく、

ヤマハ主催の

アマチュアコンテスト

(第4回まで行われた)の、
第3回大会(69年)の

フォーク部門」に

エントリーされた

9組の演奏を収めた実況盤

(70年発売)。


ここには、

もちろんまだアマチュアだった

赤い鳥(グランプリ受賞)、

オフコース(第2位)、

チューリップの各音源が

収録されているということで、

中古盤が長らく

高値で取引されていたところ、
36年の時を経て

初めてCD化された

(2006年9月発売)。


赤い鳥は、

その後デビューをするときの

5人編成で、

グループとしてのかたちが

ほぼ出来上がっており、
代表曲「竹田の子守唄」

など2曲を、

美しいハーモニーで

聞かせてくれている。


オフコースは、

ジ・オフ?コース名義の3人編成

(地主道夫、小田和正、鈴木康博)で、
ジャズのスタンダードナンバー

ワン・ボーイ」など2曲を、
チューリップは、

前身のザ・フォー・シンガーズ

名義の4人組

(田中孝二、財津和夫、

吉田彰、末広信幸)で、
香川の民謡「金毘羅舟々」を

フォーク調にアレンジして、

完璧なハーモニーを

聞かせてくれている。


(ほかの6組は

のちに目立った活動を

していないので割愛。)


このグランプリ受賞を期に、

赤い鳥は本格デビュー、

オフ・コースも

このメンバーのまま

デビューしたが、
賞に入れなかった

ザ・フォー・シンガーズは解散、

田中氏の代わりに

宗田慎二氏を加え、
チューリップ」として出直し、

翌年の第4回大会で

2位入賞をする。


商品としては

成立しにくいと思われる

この音源を復刻してくれた

レコード会社の英断に感謝。

(★★★★)」(2006.11.4記)

 

レコード会社への感謝から

はや20年近く経過、

またも入手困難に

なっているようで残念です。

 

それから、

当時のジ・オフ?コース

の表記はこれで正解です

(?マーク入りです)。


以前、

この記事をこの文体のまま、

私にいっさいの断りもなく、

ほぼ丸々ご自身のブログに、

ペーストされた方が

いらっしゃったのですが、
「?」が文字化けか、

あるいは私の書き間違いだと

思われたのか、

「ジ・オフコース」と

わざわざ誤った表記に

直されていました。


レコード(CD)のライナーに、

なぜ、そのようなグループ名に

なったのかが

はっきり記載してあります。

 

その方は、

実物をお持ちで

なかったのでしょうね。