昭和百年。忘れていたものがここにはある。
中村邦夫写真展
「津軽1984-1988」
鼻たれ小僧、髭親父、婆チャン達の顔とともに、地吹雪の冷たさ、海の匂い、重く温かい津軽弁の響きまでもが、私の五感に鮮明に蘇がえる。
昭和の終わる頃、私は仕事の関係で津軽に住んでいた。そこでの5年間、津軽の人々との暮らしは私の人生で最も印象深い日々となった。大人も子供も動物も、強い繋がりの中、逞しく生きていた。
昭和は1926年12月26日からが始まり、
1989年1月7日に終わりました。
本年2025年は昭和百年となる節目の年になります。
そこで、激動の時代を一人の写真家が切り撮った
一枚の写真をもとに現代では失いつつある
人々の日常を通して温かい気持ちに
なりたいと写真展を企画しました。
どうぞ多くの方のご来廊をお待ちしております。 店主



















