世間は春になった、暖かくなったと浮かれているが嫌な時期に入ったものだ。
花粉症とかそういう話ではなく、自分みたいな深夜徘徊が趣味の人間にとっては興ざめだという話だ。
冬場は深夜に出歩く人などほとんどいないので一人深夜の町を楽しめていた。
しかし、少し暖かくなっただけで夜中の二時や三時に出歩いている奴がけっこういる。
この間も気が向いて深夜に出かけたら、あるマンションの出口で変なババアと鉢合わせして驚いた。
まさか人がいると思わない場所だったので、思わず「うぉっ」とか言ってしまったが何をしていたんだあのババアは?
そもそもそう言っている自分が一番怪しいかもしれないが、深夜徘徊のベストシーズンはやはり冬だ。
ちなみに、深夜起きているのは自分みたいな人間ばかりじゃなく、老人もそうみたいだ。
家の爺様も寝られないのか目が覚めるのか、まだ夜中くらいの時間帯に起きてゴソゴソしていたりする。
今日も夜中の三時からこの間買った上原宏のDRTとかいう健康のDVD
を見ていたらしいし。
