不安・恐怖などの感情をもたらすノルアドレナリンと興奮・高揚感、楽しい、うれしいなどの感情をもたらす ドーパミンの両方を中和する脳内ホルモンなんです。
24時間、不安や恐怖をずっと感じてしまったら、どうなるでしょう?
きっと精神的に体が耐えられません。
また、同様に24時間、興奮・高揚し続けるのも無理なのです。
うつ病によくみられるのは、喜怒哀楽の感情起伏が激しいことです。
通常であれば、このセロトニンが中和剤となり、安定した感情に自然に戻っていきます。
これを人間本来の恒常性維持機能または「ホメオスタシス」と呼ばれます。
例をあげると、 人間は風邪をひくと、高熱を出しますよね?これは、高熱を出すことでウイルスを攻撃しているんです。
結果、自然と元の状態に回復しようとします。
これは、ホメオスタシスによるものです。
身の回りのストレッサー
うつ症状またはうつ病の方の感情は、この元の状態に戻ろうとする機能が弱いんです。
つまり、セロトニンの放出量が少ないことが主な原因のひとつなんです。
うつを改善するには、脳内でバランスのとれた適量のセロトニン放出が必要になってきます。