通勤時などで電車に乗っていると、突然トイレに行きたく
なることがありませんか。

また、ガスが溜まりやすくなってお腹は張ったような不快感
はありませんか。

電車の中などでは、おならもなかなか自由にできず辛いもの
ですよね。

こんな症状が長く続く場合は、過敏性腸症候群の可能性が
あります。

最近は20～30代の若い方が、この過敏性腸症候群に悩まされて
いるケースが多いといわれています。

過敏性腸症候群の場合は、お医者さんにかかっても特に異常が
見つからないといわれています。

過敏性腸症候群は、腹痛、腹部不快感、便通異常（下痢・便秘）
などが主な症状です。

似たような症状は、大腸がんや潰瘍性大腸炎などの場合でも
あるので消化器内科を受診して検査しても特に身体的な病気は
見つかりません。

過敏性腸症候群になる原因は、いったい何なのでしょうか？

その原因はストレスによって自律神経が乱れ障害が起こる
ためとされています。

ストレスは、気温などの物理的ストレスではなく社会心理的
ストレスと呼ばれるものです。

職場や家族などとの人間関係や人生の節目に起こる親・兄弟
姉妹との死別などが、社会心理的ストレスになります。

過敏性腸症候群は、症状によって次の３つに分類されます。

・下痢型

腹痛や腹部不快感をともなう慢性的な下痢が続きます。

不意に下痢がおそってくるので、一日に何度もトイレに
行くようになります。

これが心配になると通勤や通学、外出も困難になってきます。

下痢型は男性に多い傾向です。

・便秘型

腹痛や腹部不快感をともなう慢性的な便秘になります。

便意があったとしても、コロコロとした硬い便がでることが
多いです。

便秘型は女性に多く見られます。

便秘型は慢性便秘と重なるところが多く、分かりにくいため
日本で過敏性腸症候群というと下痢型をさすことが多いよう
です。

・下痢・便秘交替型

下痢型と便秘型の症状を繰り返す

・その他

上記のどれにも当てはまらない。

過敏性腸症候群の対処療法は、以下の２つです。

規則正しい食生活、十分な睡眠による疲労の回復などに
こころがけリラックスすることです。

スポーツや趣味を取り入れて、気分転換やストレス発散を
します。

職場などでの人間関係のストレスなどがあれば、上司に相談
するなどして改善を試みましょう。

腸内の善玉菌の数を増やし、悪玉菌を抑えておくと腸が
過敏に動き下痢や便秘になるのを改善することができます。

腸内環境を整えるには、乳酸菌サプリメントを摂ることも
よい方法です。

また、食物繊維を多く摂ることによっても、腸の動きが改善され
ますので、下痢や便秘の改善につながります。

肌荒れやお通じを改善する

過敏性腸症候群の原因と改善方法とは！？