
重度の知的障害をともなう自閉症と診断された息子が幼少の頃から習い続けてきたピアノの記録のために始めたブログです。
りょうへいのピアノコンサート、無事に終わりました。
ありがとうございました!!!
先生のアドバイス通り、前日はよく寝て、待ち時間も寝ないようにしました!!!
リハーサルでは何度もつっかえてドキドキしましたが、本番では堂々と弾いてくれました。
何ヶ所か間違えたのですが、その都度すぐに立ち直り、何事もなかったかのように続きを弾いていて、そのメンタルの強さに驚きました。
久しぶりのステージで興奮するんじゃないか、喜びすぎるんじゃないか、なんて心配していましたが、びっくりするほど落ち着いていました。
4年の間に大人になったんだなぁ、としみじみ思いました。
1.ツェルニー60番練習曲4番
先生「練習曲といえども、この60番練習曲は超絶技巧の練習曲なので、めちゃくちゃ難しいです。音楽大学のピアノ科でも使われている教本です。」
私の感想
こういう曲は途中から走りやすいので、テンポをキープする練習を重ねました。
指が動かしやすいフレーズをきっかけに加速しがちなので、きちんと粒がそろうように気をつけました。
本番では初めからテンポが早目でしたが、それより極端に加速することもなく、最後までつまづかずに弾けてよかったです。
2.ピアノソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」ベートーベン
先生「彼は覚えるのは得意なんです。
でも、これも覚えて次のショパンも覚えて、ツェルニーも覚えて、だと頭がパンパンになっちゃうので、私が暗譜するのを止めました。それくらいの長い曲です。
ではお聴きください。ベートーベンのハンマークラヴィーア。超有名な曲です。」
私の感想
この曲は、ベートーベンさんが、ハンマークラヴィーアというピアノの魅力を最大限に引き出すために作った曲なのだそう。
右手で4つ打ってるうちに左手で3つ打つ、とか、トリルで音を伸ばしている間に他の旋律を弾く、とか、りょうへいの苦手とする箇所がたくさんありました。
もっと苦労するかと思いきや、心配したよりは早く弾き方を覚えてしまい、成長を感じました。
ホールのピアノで弾くと、全然違って聞こえました。
ピアノとフォルテの違いがきれいに出るし、ピアノの高音は軽く、フォルテの低音はバリバリと響き、これが一つの楽器で出ている音なのか、というくらい贅沢な音の響きでした。
ピアノってすごい!ホールってすごい!
を実感した曲です。
動画が全部一度に載せられないようなので、記事を分けます。