こんにちは

重度の知的障害をあわせ持つ自閉症の息子19歳。
8月から、コロナワクチン×2、日本脳炎ワクチン、インフルエンザワクチンと立て続けに注射💉
もう、注射にはすっかり慣れてきました

最後のインフルエンザワクチンは私も打つから、どちらから先に打とうかなぁ、なんて考えてていたら。
診察室に入るやいなや、どかっと椅子に座るりょうへい。
打つならさっさと打ちやがれ。
と、言いたげなご様子。
頼もしいです

無事、りょうへいへの接種が終わったあと、
お母さんも打つから待っててね。
というと、椅子に座っておとなしく待っていてくれました。
私の腕に針が刺さるのを、すごい顔で見てたけど。
家に帰ってしばらくすると、
「ちゅうしゃ、はり、ささった、いたい、がまん」
いっぱい言葉が出てくるのね

「注射の針が刺さった時痛かったけど、我慢できたよ
」

ってことだね

知らない間に語彙が増えてるって、びっくり

針、とか、ささった、とか。
知ってたんだ、その言葉

語彙が増えたのもうれしいけど、もっとうれしいのは、
伝えたい気持ちが育っていること

りょうへいのコミュニケーションの手段としての最初の言葉は、小学5年生の時。
おかあさん、でも、ママでもなく
コーンポテト🌽
給食に出てくるこのメニューが嫌で嫌で

なんとか避けたいという心の叫びが言葉になったのでした。
こういう、欲しい、いらない、といった、本人にとって切実に必要な言葉。
それに比べて、注射痛かったけど我慢できたよ。という言葉は、私と気持ちの共有をしたい、という心が育っていることの表れ。
人は社会の中でしか育たない、というけれど。
週に1回のピアノレッスンを始めた以外は、未だに絶賛ステイホーム中のりょうへいも。
やっぱり育ってきてるんだよね





そう思えて、しみじみと喜びのわいてくる、そんな日になりました。