こんにちは

2回続けてASKAさん関連の記事を書きましたが、意外とたくさんのアクセスをいただき、ありがとうございました🙇♀️
さて、もともとこのブログは、重度の知的障害を持つ息子のピアノのことについて記録するために始めています。
りょうへいが中学2年生の時からブログを始めて、今は高校3年生。養護学校に通っています。
文章を読むのは苦手でも、楽譜はどんどん読めるようになりました。
小学1年生の頃から、バイエル上巻から順番に進めていき、ブルグミュラー、ソナチネ、ツェルニー30番、40番、50番、クラーマービューロー60番と、順番に進めています。
音楽を聴いて泣き止む、といったような兆候はまるでなく、幼少の頃は、手遊び歌が大好きな、癇癪持ちの普通の(?)自閉症児でした。
毎日少しずつの積み重ねだけなのですが、過ぎてみれば随分たくさんのことが積み上がってきました。







昨日レッスンだったので、久々レッスン記録を残したいと思います。
ショパンの黒鍵のエチュード。
これは、細かい技巧が多くて練習が大変そうでしたが、こういう苦労は好きみたいでした

難しい部分を取り出して、毎日取り組んでいました。
ずっとゆっくり弾いていたのですが、昨日レッスンで弾いていた時に、先生がこれだったら、と速く弾くように指示を出してくださいました。
ゆっくりなものを聴くのに慣れていたので、近くで聴いていても、早送りのようでした

一旦これで完成とするそうです

これからは、維持のために1日1回弾くことになりました。
そして、2週間前に譜読みを始めた「月の光」です。
このフラットとシャープの多い楽譜を、たった2週間で読めてしまった、と先生も驚いてくださいました。
でも、ところどころ違っていたみたいで、先生に指摘されています。
ピアノを習い始めた時は、会話は全くできませんでしたが、今ではこんな風に先生とやり取りをしています。
この、月がきれいな秋にぴったりの曲ですね。
1つひとつの和音が美しい

りょうへいは、もう弾けた気になって、「終わり
」なんて言ってたけど、まだまだ練習してもらいます


そうそう。今回のレッスンで、記念すべきことが。
「クラーマービューロー60番練習曲」修了

そして、
「バッハ インベンション2声」修了

次は、
バッハは、3声に入ります。
3人で歌っているかのような旋律を、手2つで弾くのだそうで。
ここから(胸のあたり)手がもう一本生えてるような感じ、と先生に言われていました

あと、2声の1番を暗譜することになりました。
バッハは、一本調子で表情をつけずに弾くので、聴いていると心が落ち着くような気がします。だんだん好きになってきました。(私が)
前回の記事の谷川俊太郎さんも、対談の中で、バッハは自分に、規律を与えてくれる、と話されていますね。何だか分かる気がします。
あと、ショパンのバラード第3番も練習しています。大分上手になってきました
