こんにちはニコ

重度の知的障害をあわせ持つ自閉症の息子の、ピアノのレッスン記録を、と思い始めたブログですが、その時々で書きたくなったことも書いています。

これは、養護学校高等部3年の息子が、地域の小学校の支援級にいた頃の話です。





前回、親子ともに絶大な信頼をおいていた先生がいなくなり、りょうへいが不安定になった話を書きました。




その頃、えんぴつかじりが始まったのですが、それが日々エスカレートしていき、ついに筆箱のえんぴつが、一本残らず歯型でびっしりになってしまいました。


これは、ストレスの現れだろうと思いました。
まずは、なるべく本人の気持ちに寄り添っていただけるように、先生方にお願いしました。


でも、えんぴつかじりはなかなか収まりませんでした。

歯並びなどに影響が出るのでは❓
だんだんと心配になってきました。

えんぴつは、少し凹んで歯型ができるから、その感覚を求めるのだろう。シャープペンシルなら噛み癖が治るのではないか。

そう思い、学校に提案しましたが、シャープペンシル禁止は学校の規則だから、と敢えなく却下。

それどころか、学校ではりょうへいは鉛筆をかじっていない、と言われてしまったあせる

では、りょうへいは私の見ていないところで、家でこっそりと筆箱を取り出し、ガジガジ噛んだ後に筆箱に戻し、ランドセルに入れているとでも❓

そんなはずがある訳はありませんアセアセ



何とかしたいと文房具屋さんに駆け込み、鉛筆と同様に書くことができるという、太くて柔らかい芯のシャープペンシルを購入。

これを使わせてほしいと頼みました。

そのシャープペンシルを筆箱に入れていたのですが、ある日学校に行くと、学校のえんぴつをあてがわれていました。

そこには、いくつかの歯型が、、、。

家に持って帰っていない鉛筆。これで、学校で鉛筆を噛んでいることが、ようやく証明されました。


集団生活をしている以上、いろいろなルールはあるべきだとは思う。でも、どんなルールでも、それを守るのが難しい人が必ずいる。


りょうへいは、どうしても鉛筆を噛んでしまうから、シャープペンシルを持ってきているんだ、と説明してほしい。

そして、他に噛み癖のある生徒がいたら、同様にシャープペンシルを認めてあげてほしい。とお願いしました。(いないとは思うけど)



「例外のないルールはない」


すべての人に、同じルールを適用することが必ずしも平等ではない、ということを交流級の皆さんにも理解してもらいたい。と伝えました。





今も、小学校でシャープペンシルは禁止みたいですが、結構シャープペンシルを持って行っているお子さんも多いみたいですね。


高学年にもなると、書くことも増えてくるのに、鉛筆だとすぐ削らなくてはいけなくて、不便ですよね。


そんなに禁止されるシャープペンシルって一体、、、。 






小学校高学年の頃のりょうへいです。

写真を撮っていると間違えたのか、最後にピースサインをしてくれていますほっこり


いつ、鉛筆を噛まなくなったかは忘れましたが、中学に入学する頃には噛み癖はなくなっていたと思います。