こんにちは

重度の知的障害を伴う自閉症の息子が、養護学校高等部3年生の分際で、生意気にもラ・カンパネラとか弾いちゃってるよ、というブログです。
↑同じことを書くのが退屈になってきた筆者。
お忙しい方は、5:00くらいからがおススメです

養護学校では、学校から毎日連絡帳というものを書いてきます。様式は個々に対応しているみたいです。
りょうへいの場合は、その日の授業内容や、明日の予定、今日の感想などの欄のある連絡帳です。
昨日、感想欄にこうありました。
「スポーツテストがんばりました」
んー、何をやったのかな❓
突っ込んで聞いてみることにしました。
「走る」とか「投げる」とかなら答えられるはずだけどな、、、
どうやって伝えようか、頭の中でぐるぐる考えてる

「はかる
」はかり、だったかも。

何を測ったの❓
数秒間の沈黙のあと、私に握りこぶしを出してきた

あー、握力か

どうやら「にぎる」という言葉を知らないようなので、教えてあげました。
それは、にぎる力を測るやつだよ。
握力っていうんだよ。
あくしゅの「あく」だよ。
りょうへいは、手も大きいし、握力あるかなあと思っていたら、10とかだったことがあったんだよなぁ。
ちゃんと強く握ったかな。
40くらいは出てるといいなぁ。
結果を楽しみに待ちます

って、こんな何でもないような記事を、どうして書いたかというとですね。
最近学校に行った時に、先生の対応にびっくりしたんです。
どんどん先回りして答えを用意してあげちゃってる

それはまるで、この子たちには、初めから考える力がない、と思われているかのようで、、、
もう少し待ってもらって、自分で考える余地を与えてあげてほしいなぁ、と思うわけです。
「指示待ち人間」を作ってしまう、というのももちろんあるのですが。
子どもが伸びるかどうかって、どれだけ自分で頭を使わせてあげるか、だと思うのですよ。
それに、自分で考えてもらうことで、どういう結論を出すか、待ってる間が楽しい

せっかくなら、こっちも楽しまなきゃね

今回のことでも、「はかる」という言葉が出てきたことは発見でした。握力計がはかりの目盛りのようにみえたのかもしれない。算数のはかりの目盛りの学習を覚えてるのかもしれない、と思ってもみたり。
それに、その日にあったことを一生懸命伝えようとしてくれるようになった

そのうちに、
「今日学校でさー。こんなことがあってさー。」
なんて自分から言ってくれないかなぁ、、、笑笑
少しずつでも、言葉が出てきただけでもありがたく思っているので、多くは望んでいませんけどね
