りょうへいは、はじめてのことは見通しが立たないので、とても嫌がる。



そして、一度こうする、と決めた道を変更するのがとても苦手だ。



だからといって、じゃあしょうないよね~(*^^*)。。何ていっていては、りょうへいの世界は広がっていかない。




新しい世界の境界線を越えることはとても大変に感じても、その越えた先の世界は、全然平気なことも多いのだ。




ピアノも、一度家で練習した弾き方を直されるのは苦手だ。



だからといって、モーツァルトさんが、ここは柔らかく弾いてね~(*^^*)、とおっしゃっているのに、ガンガン弾くわけにはいかないのだ。



りょうへいが泣いても何をしても、ピアノの指導に関してだけは、筋を通してほしい、とそれだけは願ってきたし、先生も同じ気持ちだったと思う。



こちらが折れても構わない部分も、ありつつも、絶対譲れない部分は譲らない。そこを一番大事にしてきた。



自分で好きなように弾きたければ先生のところには行かないよ、と、ずっといい続けてきた。でも、りょうへいはそれだけは嫌がり頑張り続けて今に至っている。



障害があったって、限界が見えていたって、他の子と同じように苦しんで、努力して何かを得る経験をさせてあげてもいいいのでは。それが生きる喜びなのでは、と思えてならない。