上司、意図不明。


残ったシフトは既に交代済みになってた。

辞めたくないですと言わされて
相応の責任をとることになった
どういう意味なのか私にもわからない



私はプレッシャーで上司の目の前で白目むいて過呼吸。
違う、そういうことじゃないのに
これじゃ私がずるいみたいじゃないか

ずるいんだ
責任を負えない、ずるさ。
たったこんなことで
私この人達が恐ろしくて対峙するのがやっと。

私は何と闘って…
これはたかがコンビニのアルバイトの、遅刻っていうごくありきたりの失敗についての責任追及じゃないか
私が見てるのは妄想か幻惑か
なにがなんなのか
わからなくなってくる
混乱する



上司が血判状切るとかいった。この人、どこまで私に付き合うつもりだろ
なんで?なにがしたいの?なにが聞きたいの?私何て言えばいいわけ?ギャフンと言わせたいわけ?



店長はなにより自分に無理のないようにしなさいと言った

みんなやさしいのに。
私は内心では歯向かってる。誰も信じてないし、誰にも気を許さない。表向きはすぐ懐いても、いまに裏切ると信じて忘れない。意味なんかない、それはもう信念だ。



答は明白なのに
もう辞めるしかない。そんなの分かってるし覚悟なんか応募面接の前からしてた。悲観には慣れてる、私の日常はいつだって、でっかい破綻の予感とともにある。


血判状て。
毒を盛った皿を突き付けられた気分。毒なら毒でいい。みごとに喰らってみせるしかない。

こんなの
無理だろうが
私の気持ちの問題だろうがこの先私が恩になったこの店にどんな迷惑をかけようが

自分から退くわけにはいかないじゃないか。

一体なにがおこっているのだか。コンビニアルバイトひとつ勤まらないなんて、有り得ない。