葬送のフリーレンという
アニメが
巷で大層人気だというので
見てみました。
ストーリーの着眼点が
変わっていて
勇者一行が魔王を倒したあと
その後日談の話。
ところで僕
このアニメを
見てて
あれ?これってこういうことかな?
って思ったところが
一カ所
ありまして
それは
話が進んで
魔術師試験編という箇所に
進んだときのこと。
シュティレなる鳥を
魔術など駆使して
捕まえてこいっていう
試験内容が
あるんです。
で、試験者らは
悪戦苦闘して
そのシュティレを捕まえようと
するんです。
そのうちの
1グループが
さんざんやったけど
失敗して
もう無理と
森を
とぼとぼ歩いている
ところに
運良くさがしてたシュティレが
とまっていたので
「これはラッキー」と
捕まえるって
シーンがあります。
で捕まえたキャラが
ぼやくわけ。
「出るならもっと早く出てこいよ」
このシーン、作中では
“運良く”捕まえた扱いを
されてるんだけど
あれって本当に
“運”なのかな?って
画面を見てる自分は
思いました。
というのは
この試験を担当した試験官
のひとりの肩に
件のシュティレが
とまってるところが
試験中に何度か
描かれていて
見てるこちらは
『さすが1級魔術師となれば
シュティレに警戒されないくらい
魔術を隠すわざを
身につけてるもんだな』
と誘導解釈して
しまいそうなシーン
なのですが
でも考えてみると
魔術を隠したくらいで
肩にとまりますかね。
近くに水飲み場が
あるわけでもないのに
それも何度もですよ。
“何度も”ってことは
アニメの制作者サイドは
「はいここ注目。
シュティレは肩に
何度もとまってます。
つまりこれって“偶然”じゃないんです」
といおうと
していたんじゃ
ないだろうか。
前に行われた
試験では
防御魔法をもっとも得意とする
試験官が
“自分の防御をやぶって見せろ”と
試験者を試すシーンが
あります。
つまり
試験内容は
その試験官が得意とするもので
ある可能性が高い。
だとすると
件のシュティレ編では
“鳥を自由に操れる魔術”
をもつ試験官が
試験を担当していた
可能性が高いと
僕はみてて思いました。
だから
そんなことができる試験官が
担当した試験で
“最後に都合良く”鳥があらわれるかい?
って思ったんです。
そのとき
試験者パーティーは
仲間をおぶって
とぼとぼと
歩いていました。
で
その前に
試験に受かっても
いいレベルの
魔術も披露していたので
仲間をおぶっていた人格面を
加味して
試験官が
“おまけ”を
してくれたのでは
ないだろうか。
とはいえ
目の前にいたから
といって
おいそれと
捕まえられる
くらいの小鳥では
ないので
そこは
ちゃんと目の前の幸運を
つかめるだけの
“ワザ”がためされた
わけです。
ひるがえって
現実の世界でも
「“成功”ってそういうもんですよ、
“成功”には運、そしてそのとき
それをつかめるだけの実力、
それに仲間をおぶってやるような
人格やひとの縁
それらが合わさって
成功があるんです」って
アニメ制作側は
いいたかったのでは
ないだろうかって
僕は画面をみながら
思いましたね。