うちの県は

ノリが悪いことで

悪名が

たかい。

 

 

UMAくん

 

 

 

どのくらい

かというと

 

昔、堀内孝雄さんが

コンサートで

うちに

来てくれたとき

 

 

にやり

 

 

 

その前座で

田中ヨシタケさんが

 

歌うことに

なっていた。

 

 

熊あたま

 

 

 

ところが

会場は

 

 

堀内さん目当ての

 

一定年齢層以上の

 

お客さんが

多かったせいも

あるだろうが

 

 

無気力

 

 

 

田中さんが

いくら

歌っても

 

その合間に

 

トークをくりひろげても

 

会場に

目立った

反応がなかった。

 

 

ニヤニヤ

 

 

 

そして

 

その

あまりの

無反応ぶりに

 

悲鳴を

あげたヨシタケさんが

 

 

「みんなオラのこと

しってるべ!

 

いいとも(タモさんの笑っていいとも)

みるべ!!(ヨシタケさんもでていた。)」

 

 

 

と叫ぶほど

であった。

 

 

ウシシゲラゲラあせる

 

 

 

 

 

ところで…

 

 

 

そんなノリの悪いわが県の

 

さかのぼること

わが高校時代、

 

 

 

『太平洋ひとりぼっち』

 

 

 

で知られる

ヨットマン・堀江謙一さんが

 

がっこうに

講演にきてくれた

ことがある。

 

 

真顔

 

 

 

たぶん

推測するに

 

次のヨット旅の

資金を貯めるための

 

 

講演活動を

行っていたの

だろう。

 


かに座

 

 

 

 

そして

何を隠そう

ボクは

 

 

その講演が決まる

よりも前から

 

 

グラサン

 

 

 

堀江さんの

著書を

もっていたくらい

 

彼のことは

リスペクトしていた。

 

 

ニコ

 

 

 

 

なので

 

 

内心

楽しみにしていた

講演でもあったのだ。

 

 

ニコニコ

 

 

 

彼は

 

ヨットで

ひとり海を行く

苦労ばなしを

 

朴訥とした語り口で

 

いろいろと

話してくれた。

 

 

真顔

 

 

 

そして

 

「これで終わります。」

 

と講演の最後を

しめくくった。

 

 

真顔

 

 

 

普通なら

ここで

 

拍手がおきる

タイミングである。

 

 

宇宙人あたま

 

 

 

が。

 

 

なぜか

そのとき

誰も拍手

しなかった。

 

 

ハリネズミ

 

 

 

教師も

生徒も

 

そして

 

 

そのなかのひとり

である

 

このぼくも

ふくめて。

 

 

ロップイヤー

 

 

 

けっして

話がどうだったとか

 

感銘をうけなかった

とか

 

そういうことでなく

 

 

 

ただ単純に

 

 

観衆のなか

 

先陣をきって

 

自分が

行動を起こすのが

 

こっぱずかしかった

 

 

からだ。

 

 

 

宇宙人くん

 

 

 

田舎には

 

そういう

 

はずかしがりや

さんな

空気が

 

 

場を

支配する

ことがある。

 

 

すくなくとも

 

むかしは

あった。

 

 

いまは

しらん。

 

 

犬猫

 

 

 

そして

おれは

 

何十年たった今でも

 

このときのことを

たまに

思いだすことがあり

 

 

恐竜くん

 

 

 

誰一人

拍手をしなくても

 

 

まっさきに

この俺が

先陣をきって

 

 

熱心な拍手

すれば

 

よかったと

 

 

いまだに

歯がみして

夢にみる。

 

 

バイキンくん

 

 

 

後悔って

そういうもんだ。

 

 

それ自体は

 

ほんとに

とるにたらない

ことなのに

 

 

何十年たっても

とげのように

 

心に

 

刺さりつづけて

いる。

 

 

 

熊あたま猫あたま黒猫あたま