マイナンバーカード導入に
際してのトラブルが
いろいろ
取りざたされて
ます。
たとえば
コンビニで証明書を
行しようとしたら
他人のが誤発行されて
しまったり、
あるいは誤登録されて
しまったなどのトラブル
の発生。
これじたいは
お粗末なシステム設計
だなと
思うんですが
それはそれとして
それが国会にまで話が
およんで
さらに責任問題にまで
発展するのをみていると
一方で感じるのは
日本は完璧社会を
目指しすぎて
それで
神経質になりすぎる
って問題です。
電車でも
数分遅延しただけで
証明書を発行したり
するじゃないですか。
でもそれを
問題視する社会って
ある意味、日本くらいで
世界標準では
そんなの気にしないのが
普通です。
それで、どっちが
いいかっていわれると
この場合は
どっちにもよしあしが
あるので
一概に
決めつけは
できませんが
そういう特色の強い社会だと
思えば、場合によっては
それがマイナスに働くことも
ある気がします。
それがなにかって
問われたら
ひとつ言えば
ソフトウエアの運用に際して
社会との相性の問題。
ITの分野は
いわゆるトライアンドエラー型で
発展していて
トラブルが発生するのは
最初から想定の範囲内に
なっていることが
多いです。
それで
バグがでたら
走りながら
そこを臨機応変に
直していくのが
運用のスタイル。
その点でいうと
日本型の
最初から完璧を目指す
スタイルは
バグ・フィクスとの
相性が悪い。
ふりかえれば
太平洋戦争のときも
ミッドウェー海戦において
せっかく
さきに敵の空母を
発見したのに
完璧を期すぎるあまり
戦機を逃しました。
このときの戦訓を
アメリカ海軍では
拙速(せっそく)は
巧遅(こうち)に勝る
と教えています。
ようするに
あれこれ思案するより
とにかく先に行動しろ
ってことです。
いま国会で
マイナンバーについて
カンカンがくがく
やってるのをみると
こんなような問題が
ぽろぽろ出るのは
むしろ
さいしょから
想定の範囲内
なんだから
その都度直せば
いいだけの話で
それを
いちいち
ひっくり返った茶碗を
もとに戻すかのごとく
騒ぎなさんなと
ちょっと
思いますね。