シンガポールに行く用件があり,そのときにJALの777-200に実装された新しいビジネスクラスシート「SkySuite Ⅲ」に乗る機会ができました。
正確に言えば,このシートに一度乗ってみたくて用件をつくった,という感じです。
SS3は日本の航空会社では初めてのヘリボーン式アレンジとなっています。
いわば魚の骨のようにシートが斜めに配列され,その分,縦方向に多くの座席を配置できます。一方,横方向では1-2-1のアレンジになっています。
(JAL ウェブサイトから)
わたくしは,このような配列の飛行機に乗った経験がありません。
はたしてどんなもんなんでしょうか。
最初に見て,また最初に腰を下ろして感じた最初の感想は,
「せ,狭い」
でした。
特に幅です。
SkySuiteになってからというもの,JALのビジネスはどれもこれも幅が狭いです。
もちろん良いところもあるのですが,ちょっと柄の大きなひとには,きゅうきゅうだと思います。小柄なわたくしでそう思いました。(エコノミーは広くてとっても良いようです!)
しかし,しばらくすると,慣れてはきます。圧迫感が続く,という感じではありませんでした。
外に向かって斜めになります。なので,窓から遠くなります。ほかの記事を見ると,これが気に入らないひとがいるようです。ですが,そんなに気になりませんでした。
窓辺に大きめの△テーブルができます。このスペースは十分です。
テーブルの脇に各種プラグがついています。この位置も充電しながらガジェットを使えるという点でグッドでした。
窓辺から前を写してみると,こんな感じに。
シートのデザインから,多くの窓がつぶれてしまいます。
ビジネスでも占有できる窓は多くて2つです。
767のSkySuiteと同じように,戸袋式の収納スペースがあります。ここも小物入れとして重宝します。
いまではごくふつうになったフルフラット式で,前のシート下に足を潜り込ませます。そこがオットマンになっています。離着陸時は鞄などを置いておくことができます。いちいち上に上げないですむのは良いです。
斜めに座るからでしょうか,シートベルトの半分がクッションの入ったものとなりました。これも不評な記事がありますが,個人的には逆に扱いやすくなったと思いました。シートの脇に潜り込んで取り出しにくかったり,リクライニングで噛んでしまうこともないと思います。
1-2-1で,通路を挟んでお互い逆方向を見ているので,他人をほとんど意識しません。また,通路から前を見ても,ひとが視界にほとんど入りません。意外にプライベート性が高いです。しかも,CAを呼び止めやすい。箱形のSkySuiteやANAのスタッガードになると,席によってはプライベート性が高いものの,CAを呼び止めにくく,いちいちコールしないといけません。その点,これは良いと思いました。
モニターは17インチ。十分な大きさでした。
また,新しい飛行情報ソフトが入ったようで,きれいなデザインでいろいろな情報を得ることができるようになりました。
あと,おもしろいのは,通路側にある,このスペース。
離着陸時には固定させるのですが,巡航時はこれを上げ下げできるようにしています。上に上げるとうまく腕置きになります。また,上げると内側に収納スペースができます。
全体として,最初は狭さを感じましたが,慣れるとうまくできてるなあと感じま
した。
事前にウェブで和食か洋食を選ぶことができるようになっていたので,和食にしておきました。特に和食は断然にJALの方がANAより上だと思います
(たまたまかもしれませんが,ANAの和食はまずご飯がダメ。パサパサしていたり,堅い粒が混じっている。また,冷凍庫から出してきたかのようにおかずが凍っている…いままでほぼ全回そうなので,家内は和食は食べないようにしています)
前菜と言いつつ,ボリュームたっぷり。これでご飯をつけてくれればもう十分という感じでした。
さらに主菜で肉と魚両方が出てきます。
そして,今回はデザートのくずきり餅がたいへんおいしかったです。
着陸のちょっとまえに,おにぎりとアイスクリームを配っていました。どっちかが基本でしょうけど,両方と言ってもくれるでしょう。今回は鮭おにぎりにしました。
*****
さて,今回の訪星では,クラークキーにあるノボテルを利用しました。
もともとはニューオータニだったようです。名残か,いたるところに日本語表記があります。
また,隣が日本的なショッピングモールになっています。(後述)
クラークキーは大人の街ということで,飲むところやクラブがたくさんあります。
居酒屋もいっぱいあります。
といっても管理国家のシンガポールですから,風俗みたいな店はありません。
このあたりが今回選んだ理由です。
部屋は「プレミア・スイート」。
1泊基本料金408SD。円は0.85かけると考えます。
税金諸々で480SDになります。
しかし,個人的にはたいへんコスパフォが良いと思いました。
部屋は1923でした。
なによりも絶妙な立地。
そのうえに1ベッドルームのフルスイート。
窓からはクラークキーや遠くにマリーナベイサンズの景色が見えます。
そしていちばんうれしかったのがこの大きなジャグジー付きバスタブ。
なんども入りました。
シャワーの水量・水圧・温度調整も問題なし。
デスクもチェアも長時間のワーキングに合った仕様でした。
コンプリメンタリーも充実していました。
初日から,飲み物をもらったのに最後までチャージされなかったのもよかったです。これはたまたまだったのでしょうか…。
ホテルの隣は「 Liang Court」というモールで,名前からすると関係なさそうですが,紀伊國屋(本),明治屋(スーパー),ユニクロはじめ,日本の店がたくさんありました。
食事処も日本食ばかり。
これはほんとうに助かりました。子供連れの旅でも重宝すると思います。
朝食ビュッフェは特にこれは!ってのはなかったです。ごくふつう。
でもノボテルということで,やはりパンはおいしかったです。
フロントはミッドスケールなごくふつうな感じでした。
ジムももちろん,プールもありました。
泳ぎはしませんでしたが,午後にいちだけ,寝っ転がって昼寝&読書をしました。
*****
シンガポールに来て実は楽しみにしているのが,空港のホテルに泊まることです。
チャンギの「クラウンプラザ」はベスト・エアポート・ホテルに選ばれています。
ここで「ランウェイビュー・ルーム」を予約すると,まさに飛行機をいっぱい見られる部屋になります。
なお,以前はこんな部屋はなかったのですが,人気があるらしく,それにあやかって,いつぞやからちょっと割高にしてプラン化したようです。
トランジット・ホテルで1泊287SDはひとによっては割高に思えるでしょう。しかし,飛行機好きにはたまりません。
ちょっと早めに行ったのですが,すぐに部屋に通してくれました。
ここでは最上階の6階612号室。
部屋は窓が大きく,全面窓って感じです。
壁際いっぱいに物置スペースがあり,これが便利です。ぜんぶここに広げておけば良いのです。同じスペースは入り口入ってすぐにもあります。
バスルームはバスタブとシャワーブースが両方あります。広さも十分。ガラス張りになっているので,お湯につかりながら飛行機が見られます。
さすが世界のチャンギ,途絶えることはありません。
シンガポールに来たり,あるいは経由するときは,どこかでここに泊まる機会をつくるようにしています。












































