こんばんわ!
いよいよ、秋って感じの気候だね。今日は寒くて、冷え性には厳しい季節だね。
足が冷たいわ!
まぁ、話は変わるけど、今日のブログのテーマ英語にしちゃった!
今日は「same, same, but different!」について書こうと思う。
「same, same, but different!」って何?って声が聞こえてきそうだから先に何かを教えとくと、昔知り合ったフランス人のあだ名。
前ドイツ人のブログ書いた時に一緒に思い出したけど、書ききれなかったから、今回のブログで話そうと思ってたの。
彼と知り合ったのは、タイに行った時。
タイには観光で言ったんだけど、隣のカンボジアにアンコールワットっていうすごい遺跡があるってきいたら行きたくなって、友達とタイにいたんだけど、カンボジアに行こうってなった。
で、バスが一般的らしいんだけど、鉄道安いし、理由はわからないが鉄道で、とりあえず、タイ~カンボジアの国境に向かうことにした。
鉄道っていっても、酷暑のタイなのにエアコンはなく、固い椅子に窓前回って感じの車両で、予定では昼過ぎくらいに終点の国境近くに就く感じだった。
で、鉄道は全く予定通り動かず、しかも途中、故障とかして全く動かなくなったりしたのよ。
窓全開の天然扇風機頼りだから、走ってるときはヌルイ風が「強」なんだけど、止まると天然扇風機は「停止」。マジ暑いよね。
その時であったのが、「same. same, but different」。由来は、そう書いてあるTシャツを着てたから。本名は知らない。
彼はハーパンにそのシャツを着て、(なぜか!!)ギターを持っていた。そして、即興で歌う。鉄道が止まっていても気にせず歌う。
そしてすっかり、(メル・ギブソンに似ていることもあって)周りのタイ人に囲まれる、といった、人気者になっていた。
彼は、俺らに「どこへ行くんだい」と聞いてきた。
俺ら「アンコールワットに行きます」
セ「じゃあ、俺と同じだな!初めてかい!」
俺ら「初めてです」
セ「国境から何を使ってシェムリアップ(アンコールワット近くの街)へ行くんだい?」
俺ら「何も決めてないです」
セ「じゃあ、一緒に行こうか!!」
というわけで、彼が仲間に加わったわけだ。
そうこうしているうちに彼は列車は動きだし2時間遅れくらいで、国境沿いの駅まできた。
そこにはたくさんのトゥクトゥク(タイのバイクタクシー)の運ちゃんがいて、一斉に声をかけてきた。正直、海外初心者だった俺らは、マジビビり。言い値で乗ってしまっただろう。
だが、セイムセイムは違った。
セ「シャンティー、シャンティー。順番だ、じゃあおまえから」といったように、順番に国境までいくらでのせてくれるかの交渉を始めた。
しかも、彼はリピーターであり、交渉も長けていた。「何言ってるんだ、この前来た時はもっと安かっただろ、じゃあ次のきみはいくらでのせてくれるんだ」といった感じで、かなりうまい具合に交渉してくれた。
彼を仲間にして本当に助かった。つーか、俺らが彼の仲間に加わらせていただいていた状態だ。
国境を超える時の出入国審査でも、経験をいかし、「何かあったら、たてつかないで、交渉しろ。ポケットに数ドル入れておけ、それを握らせれば、なんとかなる」といった具合で、アドバイスをしてきた。
心配をよそに、全員、問題なく国境通過。しかし、カンボジア側の国境はタイと比べたらカオスそのものだった。正直、俺らはドン引きするくらいビビっていた。
だが、彼は違った。タクシーの運ちゃんと交渉を始めた。
さっきと同じ要領で交渉をし、荷物の運び屋と思われる運ちゃんに「俺らは荷物のついでに運ばれるんだろ?もっと安くしてくれよ」といった感じで破格になった。
日も暮れかけてきたあたりでタクシーにのり、一路シェムリアップへ向かった。
だが、道は全く舗装されておらず、揺れる揺れる。というより、車線とかの考えがないのか、右でも左でもすれ違う。しかも時速100キロで。
道沿いにはどくろの標識。意味は「これより先地雷あり」という意味らしい。つまり、道を外れると地雷踏みますってこと。
俺らは揺れまくる社内で終始無言。正直死んでもおかしくないと思った。
だが、セイムセイムは違った。「ヒャッホー!!最高にクレイジーだろ??」とめちゃくちゃ楽しそうだった。
そうして、1時間くらい走っただろうか。警官らしき2人が検問をしていた。俺らの車も止められ、全員降ろされた。
トランクを開けると、俺らの荷物と、黒いビニール袋。警官が袋を開けようとしたとき、運転手が、10ドルあるかと、俺らとセイムセイムに聞いてきた。
恐らくセイムセイムは知っていたのだろう。警官に何やら話しかけ、10ドルを渡した。
すると警官は、袋を開けずにトランクを閉め、「行ってよし」の一言。
これはセイムセイムが国境越えのときアドバイスをしていた交渉だ。袋の中はおそらく違法な植物だろう。そしておびえる俺らに「な、クレイジーだろ!?」と笑顔で話しかける。
こうして、俺らは無事にシェムリアップについたが、泊まるところを探す精神的余裕もなく、セイムセイムがいつも泊まるホテルを紹介してもらった。
そうして、彼に感謝を伝え、彼と別れた。マジでいいやつでクレイジーな体験をさせてもらった。
彼がいなかったら、俺らはどうなっていたかわからないと思うとぞっとする。本当に彼に感謝するとともに、この経験は一生忘れないだろう。
そして、よく海外旅行のガイドブックに賄賂には断固として拒否しなきゃいけないと書いてあるが、それ以来、俺は賄賂も手段の一つと考えるようになったし、そういう文化があるところでは、いざというときには適切に使える手段だと思った。
今回のブログで何が言いたかったというと「郷に入ったら、マジで郷に従え」ってことです。
じゃあ、おやすみー
hiro
いよいよ、秋って感じの気候だね。今日は寒くて、冷え性には厳しい季節だね。
足が冷たいわ!
まぁ、話は変わるけど、今日のブログのテーマ英語にしちゃった!
今日は「same, same, but different!」について書こうと思う。
「same, same, but different!」って何?って声が聞こえてきそうだから先に何かを教えとくと、昔知り合ったフランス人のあだ名。
前ドイツ人のブログ書いた時に一緒に思い出したけど、書ききれなかったから、今回のブログで話そうと思ってたの。
彼と知り合ったのは、タイに行った時。
タイには観光で言ったんだけど、隣のカンボジアにアンコールワットっていうすごい遺跡があるってきいたら行きたくなって、友達とタイにいたんだけど、カンボジアに行こうってなった。
で、バスが一般的らしいんだけど、鉄道安いし、理由はわからないが鉄道で、とりあえず、タイ~カンボジアの国境に向かうことにした。
鉄道っていっても、酷暑のタイなのにエアコンはなく、固い椅子に窓前回って感じの車両で、予定では昼過ぎくらいに終点の国境近くに就く感じだった。
で、鉄道は全く予定通り動かず、しかも途中、故障とかして全く動かなくなったりしたのよ。
窓全開の天然扇風機頼りだから、走ってるときはヌルイ風が「強」なんだけど、止まると天然扇風機は「停止」。マジ暑いよね。
その時であったのが、「same. same, but different」。由来は、そう書いてあるTシャツを着てたから。本名は知らない。
彼はハーパンにそのシャツを着て、(なぜか!!)ギターを持っていた。そして、即興で歌う。鉄道が止まっていても気にせず歌う。
そしてすっかり、(メル・ギブソンに似ていることもあって)周りのタイ人に囲まれる、といった、人気者になっていた。
彼は、俺らに「どこへ行くんだい」と聞いてきた。
俺ら「アンコールワットに行きます」
セ「じゃあ、俺と同じだな!初めてかい!」
俺ら「初めてです」
セ「国境から何を使ってシェムリアップ(アンコールワット近くの街)へ行くんだい?」
俺ら「何も決めてないです」
セ「じゃあ、一緒に行こうか!!」
というわけで、彼が仲間に加わったわけだ。
そうこうしているうちに彼は列車は動きだし2時間遅れくらいで、国境沿いの駅まできた。
そこにはたくさんのトゥクトゥク(タイのバイクタクシー)の運ちゃんがいて、一斉に声をかけてきた。正直、海外初心者だった俺らは、マジビビり。言い値で乗ってしまっただろう。
だが、セイムセイムは違った。
セ「シャンティー、シャンティー。順番だ、じゃあおまえから」といったように、順番に国境までいくらでのせてくれるかの交渉を始めた。
しかも、彼はリピーターであり、交渉も長けていた。「何言ってるんだ、この前来た時はもっと安かっただろ、じゃあ次のきみはいくらでのせてくれるんだ」といった感じで、かなりうまい具合に交渉してくれた。
彼を仲間にして本当に助かった。つーか、俺らが彼の仲間に加わらせていただいていた状態だ。
国境を超える時の出入国審査でも、経験をいかし、「何かあったら、たてつかないで、交渉しろ。ポケットに数ドル入れておけ、それを握らせれば、なんとかなる」といった具合で、アドバイスをしてきた。
心配をよそに、全員、問題なく国境通過。しかし、カンボジア側の国境はタイと比べたらカオスそのものだった。正直、俺らはドン引きするくらいビビっていた。
だが、彼は違った。タクシーの運ちゃんと交渉を始めた。
さっきと同じ要領で交渉をし、荷物の運び屋と思われる運ちゃんに「俺らは荷物のついでに運ばれるんだろ?もっと安くしてくれよ」といった感じで破格になった。
日も暮れかけてきたあたりでタクシーにのり、一路シェムリアップへ向かった。
だが、道は全く舗装されておらず、揺れる揺れる。というより、車線とかの考えがないのか、右でも左でもすれ違う。しかも時速100キロで。
道沿いにはどくろの標識。意味は「これより先地雷あり」という意味らしい。つまり、道を外れると地雷踏みますってこと。
俺らは揺れまくる社内で終始無言。正直死んでもおかしくないと思った。
だが、セイムセイムは違った。「ヒャッホー!!最高にクレイジーだろ??」とめちゃくちゃ楽しそうだった。
そうして、1時間くらい走っただろうか。警官らしき2人が検問をしていた。俺らの車も止められ、全員降ろされた。
トランクを開けると、俺らの荷物と、黒いビニール袋。警官が袋を開けようとしたとき、運転手が、10ドルあるかと、俺らとセイムセイムに聞いてきた。
恐らくセイムセイムは知っていたのだろう。警官に何やら話しかけ、10ドルを渡した。
すると警官は、袋を開けずにトランクを閉め、「行ってよし」の一言。
これはセイムセイムが国境越えのときアドバイスをしていた交渉だ。袋の中はおそらく違法な植物だろう。そしておびえる俺らに「な、クレイジーだろ!?」と笑顔で話しかける。
こうして、俺らは無事にシェムリアップについたが、泊まるところを探す精神的余裕もなく、セイムセイムがいつも泊まるホテルを紹介してもらった。
そうして、彼に感謝を伝え、彼と別れた。マジでいいやつでクレイジーな体験をさせてもらった。
彼がいなかったら、俺らはどうなっていたかわからないと思うとぞっとする。本当に彼に感謝するとともに、この経験は一生忘れないだろう。
そして、よく海外旅行のガイドブックに賄賂には断固として拒否しなきゃいけないと書いてあるが、それ以来、俺は賄賂も手段の一つと考えるようになったし、そういう文化があるところでは、いざというときには適切に使える手段だと思った。
今回のブログで何が言いたかったというと「郷に入ったら、マジで郷に従え」ってことです。
じゃあ、おやすみー
hiro